スズキが新型車「ワゴンRスマイル」を発売する。軽ワゴン「ワゴンR」に、ついに両側スライドドアが導入となった格好だ。パワートレインはガソリンとマイルドハイブリッドの2種類。発売は9月10日で、価格は129.6万円~171.6万円となる。
ニーズ高まる軽のスライドドア
「ワゴンRスマイル」は車名からして「ワゴンR」の新モデル(派生車)と考えられるが、スズキとしてはさまざまな新機能を持つ新型車として開発したという。開発コンセプトは「高いデザイン性とスライドドアの使い勝手を融合させた、新しい軽ワゴン」だ。ワゴンRの特長である広い室内空間と高い機能性に加え、スライドドアの利便性と個性的なデザインを兼ね備えたモデルとして幅広い世代のユーザーに訴求する。月間販売目標は5,000台だ。
狭い駐車場でも隣のクルマにドアをぶつける心配がなく、後席の乗り降りと荷物の積み下ろしがしやすいスライドドアは、軽自動車市場でも年々、ニーズが高まっているとのこと。スズキの軽でスライドドアを装着しているのは軽ハイトワゴンの「スペーシア」のみだったが、新たに「ワゴンRスマイル」が加わり、選択肢が広がった。
「ワゴンRスマイル」のグレードは「G」「HYBRID S」「HYBRID X」の3種類。各グレードで2WDと4WDが選べる。燃費はガソリンエンジンの「G」(2WD、WLTCモード)で23.9km/L、マイルドハイブリッドの「S」「X」(同)で25.1km/Lだ。