小田急電鉄と小田急トラベルは27日、「小田急まなたび鉄道倶楽部」の企画として、オリジナルカラーの1000形未更新車を満喫できる3種のツアーを10~11月に実施すると発表した。いずれも4両編成のオリジナルカラー1000形未更新車両としては最後の編成となった「1051×4編成」を用いて実施。ツアーの申込みは小田急トラベルのウェブサイトで受け付ける。

  • ツアーで使用される1000形未更新車(新百合ヶ丘~百合ヶ丘間)

10月23・24日に実施する「小田急の電車撮影会 最後の4両未更新車オリジナルカラー編成」では、「1051×4編成」を貸切にし、唐木田駅から相武台前駅をめざす特別行路の旅の後、相武台前駅に隣接する車庫で列車との記念撮影を楽しめる。走行中に「録音専用車両」を設けるほか、10月24日のツアーでは、すでに役目を終え、廃車となった1000形の計器他車両部品などの販売会も実施する。参加費は10月23日が大人4,900円・こども(小学生)4,600円、10月24日が大人5,900円・こども(小学生)5,600円。9月14日15時に発売する。

11月3日に実施する「親子(家族)限定! 1000形で鉄道のお勉強!」では、「1051×4編成」に6両編成の1000形未更新車を連結した10両編成を貸切にして、海老名電車基地から喜多見電車基地までの旅を楽しむ。出庫時にブレーキをはじめ列車の安全点検を行う「制動試験」、車両連結の様子など現役乗務員の解説とともに見学し、道中では運転士・車掌の仕事を乗務員が詳しく紹介する。喜多見電車基地の「車両洗浄線」で列車が洗われる様子を車内から見学し、制動試験や汽笛操作といった運転士業務、車内アナウンスや扉の開閉などの車掌業務にも挑戦できる。参加費は大人1万900円・中学生1万3,900円・小学生1万3,600円。9月15日15時に発売する。

  • 1000形未更新車(入生田~箱根湯本間)

11月6・7日に実施する「1000形(10両)貸切車両で満喫しよう!」では、「1051×4編成」に6両編成の1000形未更新車を連結した10両編成の貸切列車に乗り、海老名電車基地から唐木田駅までの旅を楽しむ。1000形のみ搭載されている特殊ブレーキ(自動ブレーキ)について解説・体感できる時間を設け、道中に4両編成と6両編成の車両を入れ替わって楽しめるという。小田急オリジナルグッズなどが当たる車内抽選会なども実施する。参加費は大人6,800円・こども(4歳から小学生まで)6,500円。9月16日15時に発売する。