女優の片桐はいりが、テレビ東京の新水ドラ25枠『東京放置食堂』(9月15日スタート 25:10〜)の主演を務めることが27日、明らかになった。片桐は今作が連続ドラマ初主演となる。

片桐はいり

片桐はいり

同作は東京生まれ・東京育ちで曲がったことが大嫌いな初志貫徹の裁判官・真野日出子(片桐)が、人を裁くことに疲れてしまい退官を決意、大島で居酒屋「風待屋」を手伝うことになる。居酒屋には人生に悩みを抱える客が顔を出し、様々な人間模様と大島グルメが繰り広げられる。

大島は、東京から120キロも離れた太平洋に浮かぶ島で、東京都内にある別名「東京アイランド」。都内とは思えないほど大自然に溢れ、街の喧騒から放置された時間の流れを忘れられる場所だからこそ育まれる魅力的な人間模様・島グルメが描かれていく。主人公の日出子は裁判官を辞め、あることをきっかけに大島へ。祖父から受け継いだ「風待屋」を1人で営む寡黙な若い店主・小宮山渚と、大島名物の“くさや”との出会いが、彼女の第2の物語の扉を開ける。

日出子が大島で出会い、共に「風待屋」を営んでいく寡黙な若い店主・小宮山渚には、『死役所』(テレビ東京)、『歩くひと』(NHK)など、話題作に出演する若手演技派女優・工藤綾乃が決定。ドラマの舞台である大島で生活する個性豊かな島民キャストとして、与座よしあき、松川尚瑠輝、梅垣義明が出演する。

片桐はいり コメント

ひょんなことから裁判官を辞めて、伊豆大島の食堂に流れついた夜ドラヒロインに任命されました。
ちょっとお節介で昔かたぎの説教ずき。
自分もさまよい中なのに、ちょっと良いこと言ったりします。
ほったらかしの魅力があふれた大島で、島の仲間やびっくりするようなゲストの方々と
すったもんだをくりひろげます。
週の半ばの真夜中にほんのひと時、都内にある最果て島にご一緒できれば幸いです。

寺原洋平プロデューサー(テレビ東京) コメント

以前、自社の番組で「逆向き列車」という会社員が当日に有休をとって普段乗っている逆の方向の電車に乗るという番組があったのですが、逆向きでも飽き足らない衝動を抱えている人はどうすれば良いのかとずっと疑問を感じておりました。竹芝からたった1時間45分で行ける東京アイランド「大島」、今回とうとうその答えを見つけてしまいました。大島の小さな港にある片桐はいりさんが働く居酒屋。そこには衝動を抑えきれなかった現代人が訪れます。水曜の深夜、このドラマで実現可能な究極の現実逃避に癒されてください。そして、自分も明日の用事を全てキャンセルして、大島に行ってしまいたいという背徳の衝動に抗ってください。
9月15日「有給休暇テロ」系ドラマがいよいよスタートです。

監督:アベラヒデノブ コメント

東京島の風に呼ばれ、真っ黒黒な砂浜の中で『片桐はいりさん版・朝ドラ(25時~放送)』は始まった。
風に吹かれ、圏外に断たれ、撮影は猛進中だ。
だが時折、ふと得体の知れない安心感、に包まれる瞬間がある。
ここは、放置された東京。頭をうなだれても、上げても良い。自分と再会できる島……なのか?!

(C)「東京放置食堂」製作委員会