フリーアナウンサーで女優の田中みな実、俳優の佐々木蔵之介、女優の黒柳徹子が、マイナンバーカード普及促進キャンペーンのCMキャラクターに起用されたことが27日、分かった。佐々木、田中が出演するCM「3人に1人持ってる」編、「メリットを知る」編は28日から全国で放送され、黒柳の出演CMも今後展開を予定している。
「3人に1人持ってる」編では、佐々木が「最近マイナンバーカードを取得した人」役で出演。行きつけの商店街の魚屋さんで、顔なじみの大将と女将さんに上機嫌でマイナンバーカードを取得したことを伝えるも、2人がすでに持っていることを知った佐々木の驚きの表情に注目だ。「メリットを知る」編では「メリットを感じてなくてまだ持っていない人」を演じる田中が、カフェで友人にメリットを聞き、興味を抱いていく様子をチャーミングに描いた。
佐々木は魚屋の大将や女将さん役のキャストとも息ぴったりで、「お代は?」「300万両!」「じゃあ、今日はツケといて(笑)」とアドリブを交えるなど終始リラックスした様子。撮影後は、「一連の会話を3カメで狙ってくださったので、自然な状況でお芝居ができて、非常にありがたかったなと思います」と振り返っていた。
今回はキャストの日常をのぞいているかのような“リアリティ”をテーマに、衣装やヘアメイクも普段のスタイルに近づけた。セリフのリアリティについて、時間をかけて監督と話し合っていた田中。コンセプトをしっかり把握して臨んだ本番では、「コマーシャルの撮影という感じがしませんでした。友人役の方とお茶をしたりパン作りをするうちに終わっていました(笑)」と語るほど、飾らない田中の素顔を随所で見せている。
CMの「そろそろマイナンバーカード」というメッセージにちなんで田中がそろそろ決めたいことは「お家を買う?(笑) ひとり暮らしでずっと家賃を払い続けているのもどうなのかなと思い始めたりして。そろそろではないかもしれないけど、いつかは夢のマイホームを持ちたい? かな」とコメント。
また、CMには「メリット」という言葉が登場するが、“あざとかわいい”と評されることは田中にとってメリットかという質問に「“あざとい”というワードは、かつてよりマイナスなイメージではなくなっているように思えるのでメリット? ですかね。私は、あと何年あざとかわいくいられるでしょうか(笑)」と自問自答していた。