ロンハーマンは8月19日、今秋から再生可能エネルギー事業を始動することを発表した。
同ブランドでは5月に、サステナビリティ・ビジョンについて発表。その中のひとつである「2030年までにロンハーマン事業のCO2排出量(社用車、店舗や所有建物の電力などスコープ1・2のCO2排出量)実質ゼロ」を実現するために、千葉県匝瑳市にソーラーシェアリング施設を新設する。
新プロジェクト「ロンハーマン匝瑳店」は10月15日から稼働。地元やさまざまな企業と協業しながらRE100を目指す「市民エネルギーちば」と、匝瑳市の地元農家とのコラボレーションにより展開する。ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)は太陽光をつかったエネルギーの生産だけでなく、その下で有機農業を実施。作物を育てることでり土壌を回復させ、さらに不耕起栽培に切り替えていくことで大気中からのCO2を吸収するというカーボンニュートラルへの貢献も期待できる。
作られた電力はロンハーマン店舗へ供給し使用される。ロンハーマン匝瑳店で生み出されるエネルギーは、年間約9万kWhを見込んでおり、この電力量はロンハーマン名古屋店で使用しているエネルギーとほぼ同量となる。この電力は、みんな電力を通じて既に同社と提携しているロンハーマン福岡店へ供給予定という。
使用する太陽光パネルは全てリサイクルパネルを用いて建築される。同プロジェクトは今後も拡大していく予定とのこと。