きょう25日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『刑事7人』シーズン7(毎週水曜21:00~)の第6話では、塚本高史演じる青山新と倉科カナ演じる水田環の関係に変化が訪れる。
東山紀之演じる天樹悠を中心に、海老沢芳樹(田辺誠一)、水田環(倉科)、野々村拓海(白洲迅)、青山新(塚本)、片桐正敏(吉田鋼太郎)、そして法医学の権威・堂本俊太郎(北大路欣也)ら7人のスペシャリストが凶悪犯罪や未解決事件に挑む人気シリーズ。
今シーズンの序盤でルームシェアをしている事実が発覚した環と青山だが、第6話では2人にスポットが当たる出来事がぼっ発する。ある男性の殺害事件に対し、笹井誠(佐藤祐基)という男が凶器を手に自首してきたとの一報が入り、笹井の名前を聞いた青山はがく然。笹井は10年前、青山が刑事になって初めて手錠をかけた相手だが、刑務所で心を入れ替えて更生し、出所後は夢に向かって懸命に働いていた。その姿を見届けていた青山は笹井を信じ、「嘘だろ!?」「あいつはそんな奴じゃない」と環の制止も聞かず、真相解明のため奔走する。
注目すべきは、SNSで「2人のその後が気になる」「お似合い!」と話題になっている環と青山の関係。前回の第5話では、アプリでマッチした人と食事に出かける際、普段と変わりなく見送る青山に環が少し複雑な表情を見せ、一方の青山も環のマッチング相手に「なれなれしくすんなよ」と言い放っていた。今回は片桐から語られた「はんぺん」の話をきっかけに、環の気持ちに変化が生じ始める。
2人のコメントは以下の通り。
■倉科カナ(水田環 役)
第6話で「こうなるんだ!?」と私自身とてもびっくりしています。青山くんはバディであり、ルームメイトでもあるのですが、そういう物理的な要素だけではなく、専従捜査班のメンバーの中でも環にとって青山くんはちょっと違う次元にいたんだなと気づく回なので、事件を追いながら端々にそういう瞬間が出せたらいいなと思っています。
ただ、この先2人がどうなっていくのかは、私も全然わからないんです。環は男社会の中で、負けじと肩ひじ張ってきたキャラクターで、おかしいと思ったことには、おかしいと言える強さを持った女性なのですが、事件ばっかり追ってきたからこそ恋愛に関して若干鈍いところがあって……。なので、ひょっとしたらこのままこの関係性に明確に気づかない、ということもあるんじゃないかな……とも思っています。第5話でマッチングアプリで出会った人とご飯行く時、もっと可愛い服を着ればいいのに、真っ黒いワンピースにキラキラの尖ったパンプス履いていっちゃうような環なので(笑)。
シーズン7に入って青山くんとルームシェアを始めてから、これまで見たことがない表情を見せたり、オンとオフを切り替えるタイプなのだと知ることができ、環に対する印象が少し変わりました。現場でテキパキしている環と、普段のちょっと気の抜けている環の2つの顔を見られて、人間味を感じてより一層好きになりました。
第6話は青山くんの過去に関係する事件が発生して、その事件を追っていく中で2人の距離感に変化が生じる話になっています。事件と共に、環と青山がどうなるのかも楽しみにしていただけたら嬉しいです。
■塚本高史(青山新 役)
これまでずっと、“やんちゃな男気・青山”というイメージでやってきたので、急に“ラブ”要素が入って少し戸惑うというか、こっ恥ずかしい感じはありましたね。僕らキャスト陣の中でも、環と青山の関係に関して今後どうなっていくのか、いろんな憶測が飛び交っているんです。過去シーズンと比べると、今までないような芝居だし、ましてや2人のちょっとした恋愛話だから戸惑っているのですけど、周りの2人に対する見方も最初こそ驚きがありましたが、気づけば受け入れられているような感じなので、僕らも自然といい意味で違和感なく演じられているのかなと思います。
ただこの先、もしシーズン8、9、10……と続いていくんだったら、この関係に決着をつけて欲しいですね。ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかわかりませんが、明確に答えを出すなら出す。もしくは、今後も出さずに引っ張り続ける。「なんでこいつら付き合わないんだ!」と視聴者が毎シーズン思うような2人でい続けるか(笑)、個人的にはそのどちらかがいいですね。
第6話では青山を「はんぺん」に例える話が出てくるのですが、もし自分自身をおでんに例えるのならば……味が染みれば染みるほど美味しい「大根」が理想なのですが、今は「竹輪」かな。あえておでんの中にいなくてもいいけど、いても嫌いな人はいない、ある意味どこでも馴染める存在というか。自分もどこでも合わせられて、どんな状況でもしれーっといられる人間なので、竹輪ですね。ゆくゆくは大根になりたいと思います。
環との関係はもちろんですが、青山が一貫して通してきた、「人のことを疑わない」「信じる」ということが表れて、青山らしさが出ている回なので、そこも見てくれたら嬉しいです。