俳優の間宮祥太朗が主演する日本テレビ系スペシャルドラマ『バンクオーバー! ~史上最弱の強盗~』が、9月19日(22:30~)・26日(23:00~)に2週連続で放送されることが決まった。女優の上白石萌歌が共演する。

  • 間宮祥太朗(左)と上白石萌歌

間宮が演じるのは、のっぴきならない事情を抱えた史上最弱な銀行強盗・佐助。上白石は、たまたま銀行に居合わせ人質となってしまう女弁護士・さくらを演じる。

銀行強盗が鉢合わせ…という、ありえない設定で描かれるサスペンスコメディーだが、登場人物全員が、見た目からは想像できない「ウラ事情」を抱えており、それが徐々に明かされていくにつれて、物語は思いもよらぬ展開へと進んでいく。ラストでは、登場人物全員の「本来の姿」が明らかになると共に、全ての伏線が回収される大どんでん返しが…。 脚本は、森ハヤシ氏。昨年放送されたスペシャルドラマ『ダブルブッキング』の制作陣が再集結する。

コメントは、以下の通り。

■間宮祥太朗
なかなか先の読めない予想外の展開が繰り広げられるので、あっという間に脚本を読み終わりました。自分が演じる猿渡佐助に関しては、その展開の真ん中で右往左往する人物なので、視聴者の方々へのリード役となれればと思いました。役作りについては、水野監督と話をし、衣装合わせなどで想像を膨らませつつも、現場に入ってみないとわからない要素が多い気がしています。上白石萌歌さんとは二度目の共演なので、安心感もありますし、きっと楽しんでフルスロットルに演じてくれるのではないかなと思っています。殆どワンシチュエーションに近い形で進行される物語なので、会話や展開で楽しませていく事のハードルの高さは少々感じていますが、自分自身も現場でどの様な不確定要素が飛び込んでくるかを楽しみにしています。

■上白石萌歌
大木さくら役を演じます、上白石萌歌です。
脚本を読んだときは、ぶっ飛んだテイストと、ページを捲るたびに点と点が線になってゆく物語の面白さに思わずニヤニヤしてしまいました。
主演の間宮祥太朗さんとは、以前血の繋がった兄妹役でご一緒したことがあるので、このような形でまた共演させていただけることがとても楽しみです。
きっと笑いのビタミンをみなさんにお届けできると思います。お楽しみに!

■森ハヤシ氏
構想3年、じっくりコトコト煮込んできた作品が日の目を見る事になり、大変嬉しく思います。深いテーマ性がある訳でもなければ社会に一石を投じようとした訳でもなく、ただただ笑ってもらいたい一心で作りました。テレビの前でツッコミをいれながら、楽しく見ていただければ幸いです。

■演出・水野格氏
このお話は、かつて僕が『月曜から夜ふかし』のディレクターをやっている時に思い付いたものです。当時僕は、番組のロケで全国津々浦々、多種多様な方々にインタビューをさせて頂いたのですが、その際、見た目は奇抜だけど喋ってみると超常識人だったとか、逆に地味な見た目だけどスゴく過激な言動をする人だったとか、たくさんの「見かけによらない人々」に出会い、「人間見た目だけじゃ判断出来ないなあ」と思った体験が元になっています。
そんなこのドラマが「多様性」を大事にしたい今の時代に世に出るということは、何か意義を感じるし、見終わった後に何か感じ取って頂けるものがあれば大変嬉しいです。とはいえ、一番は純粋に楽しんで頂く事なので、ぜひ気軽に見て頂いて、笑ったり驚いたりして、最後「ああ、楽しいドラマだったな」と思って頂けたら、こんなに嬉しいことはありません。