映画『孤狼の血 LEVEL2』(8月20日公開)の公開記念舞台挨拶が21日に都内で行われ、松坂桃李、鈴木亮平、西野七瀬、音尾琢真、中村梅雀、小栗基裕、白石和彌監督が登場した。

  • 前列左から西野七瀬、松坂桃李、鈴木亮平。後列左から白石和彌監督、音尾琢真、中村梅雀、小栗基裕

    前列左から西野七瀬、松坂桃李、鈴木亮平。後列左から白石和彌監督、音尾琢真、中村梅雀、小栗基裕

同作は第69回日本推理作家協会賞受賞、『このミステリーがすごい! 2016年版』国内編3位に輝いたベストセラー小説の実写映画化作。数々の映画賞を総なめにした、白石和彌監督の映画『孤狼の血』の続編となる。

前作は役所広司が主演であり、松坂は続編で主演を務めることになったが「圧倒的に不安でしたね」と苦笑する。「1が公開されてわりとすぐに東映さんから『続編やります』という情報が出て、そのときは『やるんだ』という感じだったんです。でも続編をやるということは『僕が役所さんがやっていた立ち位置をやるってことか?』と、どんどんどんどん緊張感というか不安が高まってきて。1の時はもう本当に大上さん(役所)の背中にくっついて、おんぶにだっこ状態だったので、今度は自分が役所さんがやっていた立ち位置に立つのかと思うと、足がガクガクしました」と振り返った。

またイベントでは「最近テンションがあがったこと」というトークテーマも。松坂は「尾田栄一郎さんからサインをいただきました」と意外な回答で驚かせる。「以前やっていたドラマの共演者の井浦新さんが、尾田栄一郎さんと知り合いらしいんですよ。『桃李くん、ワンピース好きなんだっけ?』という話をして、『好きですね』『どの話が好きなの?』『ジンベエの話が……』と話してその日は終わったんですが、後日『桃李くんに渡したいものがあってさ』と、尾田さんがジンベエを描いてくださった額縁入りの色紙をプレゼントしてくれて、めちゃくちゃテンションあがりましたね」としみじみ。「今玄関に飾ってます」と明かした。

一方、鈴木は「ちょっとマニアックすぎるんだよなあ」と悩みながら、「クフ王の太陽の船というのが発掘されて、それが新しくできたカイロの博物館に移送されることがあって……」と話し始め、客席からはクスクスと笑いが起こる。「それを運ぶために専用のコンテナを作って、夜に道路を全部封鎖して行くんだけど、特注のコンテナの表に光る太陽の船が書いてある。暗闇の中を光る太陽の船がカイロに向かって走って行く」と熱弁。「木製の船ですからね。4500年くらい前のものが残ってるわけですよ」と語る鈴木に、松坂は「ロマンがあるなあ」と感心していた。