テレビ朝日のドキュメンタリー番組『テレメンタリー2021』(毎週日曜4:30~)では、女子バスケットボール日本代表の馬瓜エブリンに密着した『東京の日の丸~馬瓜エブリン 26歳~』(メ~テレ制作)を、22日に放送する。

  • 馬瓜エブリン

エブリンは、ガーナ出身の両親のもと愛知県で生まれ育った。小学生の時、外見の違いが理由で子供に怖がられたり、からかわれたりして悩んだという。救ったのは母親・フランシスカさんの「あなたはガーナ人だから周りと違って当たり前。違いを喜びに変えなさい」という言葉。

「バスケットボールの日本代表になりたい」……エブリンの希望をかなえるため、両親が苦難の末に両親が日本国籍を取得。エブリンは14歳の時に16歳以下の「日本代表」として国際試合への初出場を果たした。

また、高校卒業を控えた18歳の時に両親の母国であるアフリカのガーナ共和国を訪問。16年ぶりに肉親らと再会し、ガーナの風土に触れた。エブリンは幼い頃から自身のアイデンティティーと向き合うことを余儀なくされ、心は揺れ続けた。周囲からの期待、国籍とは何か…快活なキャラクターが評判となり、テレビに出演する機会が増えた一方で、重圧に苦しんだこともあるという。

コロナ禍の中で自分を見つめ直す時間を得たエブリンは、東京五輪の女子バスケットボール日本代表選手に選ばれた。五輪会場の「日の丸」を見つめながら、エブリンの心に去来するものは何か。13年に渡る取材をもとに、外国にルーツを持ち、この日本で生まれ育た若きアスリートの変遷を、宮崎あおいのナレーションで追っていく。