楽天グループは8月19日、ネットスーパーのプラットフォーム「楽天全国スーパー」を2021年内に提供開始することを発表した。それに先立ち、群馬県を拠点にスーパーマーケットを展開するベイシアと、同プラットフォームへの出店について合意する契約を締結したことも合わせて発表した。
「楽天全国スーパー」は、全国のスーパーマーケット事業者を対象に、受注管理やオンライン決済などのシステム、集客や販促活動支援、配送関連オペレーション構築など、ネットスーパーを運営するためのシステムを一気通貫で提供するプラットフォームサービス。これにより事業者は、初期費用を抑えながら早期にネットスーパーを立ち上げることが可能だとする。
ユーザーは同プラットフォーム上で郵便番号を入力すると、居住エリアへの配送に対応するネットスーパーを検索可能。楽天IDとも連携し、決済時に事前登録した住所やクレジットカード情報などを利用してスムーズに買い物したり、楽天ポイントを貯めたり使ったりできるという。
なお、同サービスは初期費用無料で、売上げに応じたシステム利用料とマーケティング費用が必要となる。2021年内に提供開始を予定しており、現在スーパーマーケット事業者からの問い合わせを受け付けている。
なお、出店について合意契約を締結したベイシアは、群馬県を拠点に1都14県で138店舗のスーパーマーケットを展開している。