FOOD & LIFE COMPANIESは8月19日、「2020年ドバイ国際博覧会」(2021年10月1日~2022年3月31日)の日本館レストラン「スシロードバイ万博店」で働く従業員を社内公募で決定したことを発表した。
「2020年ドバイ国際博覧会」(以下、「ドバイ万博」)は、UAE建国50周年である2021年に、UAEのドバイで開催する。中東およびアフリカ地域では登録博として初めての開催となる国際博覧会であるという。
同社では、ドバイ万博の唯一の日本館レストラン事業者として、回転すし「スシロー」の出店に向け準備を進めている。このほど、日本の店舗に勤務する従業員を対象に社内公募を行い「スシロードバイ万博店」で働く従業員を決定した。43名(正社員14名、アルバイト29名)を現地へ派遣する。
「スシロードバイ万博店」では、日本の「スシロー」をそのまま再現するために、社内の人材による"直営"の人材活用方針を生かすことと、今後の海外展開を見据え、万博という国際的な経験に挑戦することで、グローバルな人材の育成へ繋げることをねらいとしている。現地でも数名の採用を行い、より現地の文化に根ざした接客サービスの向上にも努めるという。
7月には本社で万全の感染症対策のもとオリエンテーションを実施。海外事業部でドバイ国際博覧会プロジェクトリーダーを務める小松千鶴氏は、「どんな時も、"日本の代表"であることの意識を持って行動して欲しい」と参加者に呼び掛けた。労務や衛生管理の説明、外部専門家によるドバイの文化やイスラム教に関する講習のほか、ムスリムの方の協力を得て、店舗での接客を想定したOJTも実施した。
また、「すし職人」「着物」など"和"のスタイルをベースに、日本らしい"おもてなし"の心を表現した「スシロードバイ万博店」オリジナルの制服も完成した。生地には抗菌・抗ウイルス加工が施され、安全・安心にも配慮している。
同社では、ドバイ万博日本館レストランとして、世界中から来場する人々に"日本のすし"やサービスの魅力を伝えていく。そして中東初出店となるこの機会に、「スシロー」ブランドの認知向上を図り、今後の海外展開へと繋げるという。さらには、「2025年大阪・関西万博」への期待感にも繋がるような日本館レストランの実現もめざすとのこと。