GAテクノロジーズは8月19日、「資産形成と住まいに関する調査結果を発表した。調査は7月19日~21日、東京23区在住かつ未就学の子供がいる、世帯年収1,000万円以上の25歳~45歳の男女550名を対象にインターネットで行われた。
人生の三大資金と言われる「住宅資金」「教育資金」「老後資金」について、それぞれの検討状況を教えてもらったところ、「検討している」と回答した人の割合が多い順に、「教育資金」(73.1%)、「老後資金」(62.9%)、「住宅資金」(57.6%)という結果に。
「住宅資金」に関しては、約4割が「検討していない」(27.1%)あるいは「検討する予定だがまだ検討していない」(15.3%)ことが明らかとなり、その理由を聞くと、「十分な知識がない」(27%)や「預貯金のみで十分と考えているから」(22.3%)という意見が多かった。
また、人生三大資金について「検討している」と答えた人に、具体的な準備金額を尋ねたところ、「住宅資金」が最も高額で平均2,119万円。次いで「老後資金」(平均1,984万円)、「教育資金」(平均1,184万円)と続いた。
次に、住宅資金について検討している人の傾向を探るべく、住宅資金の検討者と非検討者にマイホームに関する質問を実施した。
まず、現在、購入した物件に住んでいる方に「マイホームの現在の査定額を常に把握しておきたいと思いますか?」と尋ねたところ、住宅資金検討者の62.5%が「そう思う(非常に+まあ)」と回答したのに対し、非検討者は32.6%。
また、「マイホームの売り時をAIがシミュレーションしてくれるとしたら、興味がある(非常に+まあ)」という人の割合は、住宅資金検討者が61%、非検討者は30.5%。さらに、「マイホームの査定額をAIが算出してくれるとして、その査定額によっては予定外の売却を検討する(非常に+まあ)」という人は、住宅資金検討者が40.1%に対し、非検討者は17.4%と、いずれも検討者の約半数という結果に。住宅資金検討者は、非検討者に比べて、住まいの資産価値や売り時に関する興味、関心が高いことがわかった。