アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの伊野尾慧、King & Princeの神宮寺勇太らがこのほど、『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察 Season1』(フジテレビ系、毎週土曜23:40~)で、21日に放送される第3話の洞窟ロケに挑んだ。
ロケが行われたのは6月初旬。晴れて気温は24℃と半袖の服で十分快適なロケ日和だったが、洞窟の中に入ると一気にひんやりとした空気に。伊野尾演じる高槻は、いつもの紺色ベースの英国風スーツではないが、スタイリストによると「アウトドアのシーンなので今回はちょっと変わったものをと思い、スポーツ用ニッカポッカを選びました。ニッカポッカというと建築現場をイメージされる方も多いと思いますが、元はニッカーボッカーズと言って、ゴルフや登山の正装だったこともある伝統的スタイル。高槻はいつもスタイリッシュ系のオーダースーツを着ていますが、今回は英国クラシカルの雰囲気は残しながらも、少し可愛い系に振ったスーツです」とのことだ。
この日、撮影したシーンは、高槻が調査のため3メートル超の脚立に登っていると“ある事”が起きて落下。下にいた尚哉が慌てて高槻を受け止めようとする、という場面。岩でゴツゴツする地面にマットを敷き、安全を管理するスタッフも入れて、入念な確認作業を進めていく。脚立に登った伊野尾に、スタッフが「大丈夫ですか?」と声をかけると「気持ちいい!」と余裕の一言を返す伊野尾。
そして監督に「落ちる時、顔は少しカメラ側に向けた方がいいですか?」と質問し、まずは、その方向でやってみることに。マットがあるとはいえ実際に落下し、それを受け止める伊野尾と神宮寺にケガがあってはいけない。スタッフに緊張感が走る中、カメラが回り、いよいよ本番。
神宮寺を信頼し、脱力した状態でフワリと落ちてくる伊野尾、そしてその伊野尾を受け止め一緒にマットに倒れこむ神宮寺。一連の演技が終わり、カットがかかると監督が神宮寺に「今、カメラ目線したでしょ?」とニヤリ。一発勝負のシーンだからこそ、神宮寺はきちんとカメラの位置を確認して演技していたのだ。
3日間にわたるこのロケで、伊野尾は虫にハマっていたようで、ダンゴ虫、クモと撮影の合い間に見つけた虫を自分のスマホで写真を撮っては、ジャニーズ事務所が運営する有料サイト「Johnny’s web」に「昆虫web」と題して投稿していた。ほぼ連日連夜の撮影で初座長として全集中する伊野尾にとって、虫“撮”りが息抜きの時間となったようだ。
神宮寺は、ぬかるんで足元が悪い中、自分と同じぐらいの体格を持つ成人男性を背負って歩くのはかなり大変なはずだが、リハーサルで伊野尾をひょいと背負うと、ずんずん歩いて見せた。スマートな体格に似合わぬ意外な力持ちの一面を見せた神宮寺。その速さは監督に「もうちょっとスピードを落とせる?」と言われるほど。2人の画面での見え方を確認するため本番までに数回それは繰り返され、そのたびに伊野尾は「乗りま~す」と声をかけ、神宮寺の背中に飛び乗る。何度も背負うことになる神宮寺を気遣うように「俺、酔っ払っても、おんぶされたことないなぁ」などと軽口で笑わせていた。