子供の頃、両親や学校の先生から子どもを狙った犯罪への対策について教えられたことはありませんか?

4歳の娘さんがいる「田中です」さん(@uma_tanaca)も、万が一に備えて娘さんに防犯対策を伝えた一人。しかし、「知らない人にお菓子あげるからお家においでって言われたら?」と聞いてみたところ、娘さんから返ってきた反応で困惑したよう…。…

親子のやりとりを投稿したツイートが奇想天外だと話題になっています。

娘(4歳)に「知らない人にお菓子あげるからお家においでって言われたらどうする?」って聞いたら「お菓子はご飯の後に食べるものだからご飯も出してもらえますか?って聞く」って返答がきて、笑いと焦りと愉快と心配とで田中の感情がえらいことになったウマ(@uma_tanacaより引用)

  • ※画像はイメージです

「知らない人についていかない」と言い聞かせたかったはずが、娘から返ってきた答えはまさかのご飯のオーダーに……。

投稿者の田中ですさんは、娘さんの反応に対して「笑いと焦りと愉快と心配とで感情がえらいことになった」とのこと。

このツイートを見て「物凄い思考回路が独特且つ頭の回転めちゃくちゃ速いお嬢様」や、「よっ! 世渡り上手!」「斜め上―誰も打ち返せない変化球w」など娘さんの発想力に感心する声や、「“おかあさん(おとうさん)に言ってくるね”を覚えてもらいましょう。“ワンちゃん見においで”“一緒に公園で遊ぼう”“あっちにきれいな花があったよ”どんな状況でも使えます」や、「まず、家族以外の人に付いてってはダメと、訂正願います。野郎、距離を縮めて幼児にとっての“知らない人”じゃなくなってから犯行におよびますので」などのアドバイスの声も。

「感情がジェットコースターになった」と語るご本人に、少しお話を伺いました。

投稿者に聞いてみた

――娘さんからの驚きの返答でしたが、この後どう教えてあげたのでしょうか。

田中さん:娘の回答からして「知らない人」という概念がなく、「危険」という認識もないと分かりました。それよりも《お菓子はご飯のあと!》ということの方が、娘にとってはリアリティ―があるんですよね。なので、まずは「知らない人」ではなく「家族以外の人」と教え直しました。そしてディズニー映画のピノキオのお話をもとに下記の内容を娘に伝えました。

  • 世の中にはいい人のフリをした悪い人がいること
  • 家族以外の人について行ってしまうとピノキオのようにお家に帰れなくなってしまう
  • お家に帰れないということはお母さんに会えなくなってしまう
  • 娘に会えなくなるとお母さんは悲しい
  • だから……もし「家族以外の人」に声を掛けられたら「お母さんが近くにいるので聞いてきます」と言ってその場を去ること

という感じで、ピノキオをベースに伝えたら娘も理解してくれたようです。

――今までにも娘さんに驚かされたエピソードはありますか?

田中さん:たくさんあります! あり過ぎて書ききれないのですが、代表的なのは私がお昼寝から目覚めると私の爪が真っ黒に! そして真っ赤に塗られた唇! おてもやんか! とツッコミたくなるようなピンク過ぎる頬……どうやら娘は私にメイクをしてくれたようで、鏡の前で唖然としている私に「可愛いでしょう? お母さん喜ぶかなと思って♪」と笑顔を見せてくれました……。ちなみ爪はマッキーで塗ったようでなかなか落ちませんでした……。

――今回のツイートが話題になっていることについて、率直な感想を教えてください。

田中さん:率直にとても嬉しいです! フォローしていなくても気になるツイートがあれば、サクッとリプライやリツイートが出来るのがTwitterの魅力的なところだと思っています。今回の娘の斜め上回答が話題になり、「我が子にも不審者対応について教えたいと思います」や「◯◯という風に教えてみたらどうですか?」というリプライやリツイートを拝見した時は、Twitter上でみんなが《子ども達を守る意識のバトンを繋いでいる》と、感じました。


思いもよらぬ回答に思わず笑ってしまいましたが、もし万が一のことがあったらと考えると……心配になってしまいますよね。喜怒哀楽がいっきに押し寄せながらも、必死に正しい対応を教えてあげる投稿者さんの姿が想像できます。

わずか4歳で素晴らしいセンスの持ち主の娘さん、これまでの珍エピソードやこれからも気になります。