「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」の2021年の運行がスタート。札幌駅を発車し、千歳線など走行して帯広方面へ向かった。今年は9月末まで計7回の運行を予定し、各種ガイドライン等にもとづく感染防止対策も行うとしている。
東急とJR北海道が運行する「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」は、JR北海道所有のディーゼル機関車DE10形2両、東急電鉄が所有する電源車1両、伊豆観光列車「THE ROYAL EXPRESS」(伊豆急行2100系)5両の編成で、札幌駅から道東方面へ。今年も昨年のルートを基本に、「帯広・十勝」「釧路・知床」「オホーツク・北見」「旭川・美瑛・富良野」の4エリアを周遊する3泊4日の行程となっている。
1日目は札幌駅を11時頃に発車し、千歳線・石勝線・根室本線経由で池田駅へ。列車内で昼食を取り、池田駅到着後に十勝ワインも楽しむ特別企画も用意されている。今年の運行初日となった8月13日、千歳線沿線ではこどもたちを連れた家族で列車を待つ姿も見られ、手を振るなどして通過する列車を見送っていた。
なお、「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~」では、北海道におけるまん延防止等重点措置の対象地域である札幌市を含む区間(1日目の札幌駅から南千歳駅まで、4日目の幌向駅から札幌駅まで)において、車内での酒類の提供を自粛するとのこと。新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向け、すべての乗客に事前PCR検査を実施し、健康チェックシート(体温の確認等)を提出してもらうなど、安全・安心の旅を届けるための対策を実施する。