4人組バンドのOfficial髭男dismが、14日に放送される日本テレビ系バラエティ番組『マツコ会議』(毎週土曜23:00~)に出演する。

  • マツコ・デラックス(左)とOfficial髭男dism=日本テレビ提供

今回の出演に際して、ヒゲダンは「マツコさんに御礼が言いたい!」と話し出す。その理由は、ボーカルの藤原が日本テレビのバラエティ番組『月曜から夜ふかし』を見ていた時、マツコ・デラックスがヒゲダンの楽曲「Pretender」を聴いていることを知り、以来、その御礼がずっとしたかったと語る。

マツコは当時を思い出し「不意につらくなって泣いちゃったのよ…。歌詞に男とか女とかは書いてない…だからアタシみたいな人間でも、何か喰らってしまうようなモノだった…」と、その時の気持ちを初めて明かす。そして、「(楽曲は)素敵だなと思ったけど…(こんな感情にして)余計なこと、しやがって…と思ったのよ!」と、思わずマツコ節が飛び出す。

昨年ステイホーム中、ヒゲダンの楽曲を聴きまくっていたというマツコ。その中で気になったのはギターの小笹。「こんなかわいい顔してるけど、意外と一番やんちゃな気がする」と言うと、小笹は「スゴい…! 若い頃、めちゃめちゃ尖ってたんですよ!」とマツコの考察に驚く。さらに、メンバーとの出会いの話では小笹から「メロディックデスメタル」のワードも飛び出し、「デスメタル好きだったの?」とマツコも驚く展開に。

多彩な音楽性がどのようにして島根の地で培われたか、そのルーツが気になっていたマツコは「“枯渇感”って大事だと思うのよ。都市部より人は少ないけど、(音楽への枯渇感があったからこそ)色々なものと出会えたのかもね。次から次へと簡単に音楽が聴ける時代になっちゃうと、こういう人たちは生まれてこなくなるかもね…」と語る。

終盤、全然話に入って来れなかったドラムの松浦を見逃さないマツコは「まだほどんどしゃべってないのよ! いいかしら聞いても?」とメンバーが島根から上京してきた時の話を松浦に振ると「もうすごい、いつ自分から話しにいこうか…ってのを悩んでいたんですよ。ちょっと僕口下手で…」と松浦。マツコは「いいのよ、自分の言葉で!」と、温かい人柄があふれるヒゲダンメンバーに思わず微笑む。