あなたのルーツでもあるご先祖さまに想いを馳せるお盆。夏は背筋がヒヤッとするお化け屋敷や怪談話など、霊にまつわる話も多く語られますね。今回は、霊通師月香が感じる「お盆と霊」のつながりのお話です。
霊(魂)の重さは地球と同じぐらい重い!?
命の重さは地球より重いと言いますが、1つひとつの霊は、地球1つ分ほどの重さを持ちます。それほど尊く、圧倒的なパワーがあります。そんな霊が肉体に宿り、たくさん、しかも、ぎゅうぎゅうに集まっているすごい場所。それがこの世、地球です。
亡くなったご先祖さまがあの世から帰ってくるとされるお盆
この世とあの世はつながっています。時空を超えて幾つもの異世界が同時に存在しています。まるでパラレルワールドのように。ふとした瞬間に誰もいないところで何かの気配を感じたり、風が通り抜けるような感じがしたり……。もう亡くなってしまった大切な人がそばにいたような不思議な体験をした人もおられるのはないでしょうか。お盆に限ってのことではないのですが、お盆には私たちが意識を向けやすいので、特につながりやすくなります。
ご先祖さまのようにあなたにとっていい存在の場合は、怖いような感覚は全くなく、自然と懐かしさや温かさが胸の中に込み上げてきます。信じがたいような奇妙な偶然が重なり、ご縁を感じることもあるかもしれません。それはあなたへ向けられたメッセージです。そのときあなたは不思議に思っても、安心した気持ちでいられるはずです。
お盆はお墓参りや仏壇の前で日頃の感謝を伝えるのもGOOD。お墓にいるものだと思い込んでいるごく一部の霊を除いては、常にお墓にいるわけではないので、その場所に行くことができなくても、心の中でそっと手を合わせるだけでも大丈夫。あなたの気持ちはしっかりと通じ、ご先祖さまが天に戻ってからも温かく見守ってくれます。
お盆に海へ行くと連れていかれるってホント!?
「お盆に海に行くと死んだ霊に足を掴まれて連れていかれる」そのようなことを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。お盆の頃の海は、土用波などとも言われるように大きな波のうねりがあります。さらにクラゲなどに刺されることもあります。それゆえ水難事故の危険に対して注意を促す目的もあるでしょう。
ですがその一方で、三途の川を渡ってあの世に行くとも言われるように、水と霊は良くも悪くも縁が深いというところがあります。明るく澄みキレイな水は、問題ありません。
ですが、ジメジメしたところ、濁っているところは、ネガティブな悪い気が溜まりやすいため、この世に未練を持ちさまよう悪霊も集まりやすく危険です。暗い夜の海や川、昼間でも少々怖く陰気な感じがする水辺はNGです。不測の災難に襲われる可能性アリ。注意しまししょう。
お盆になると道路が渋滞したり、人気のスポットは人で溢れたりしますね。それと似た光景が繰り広げられていると思えばわかりやすいかもしれません。 特にお盆は、海を通り道にしている霊も多くいます。行き交う霊でいっぱいの大渋滞!? という事態になってしまうことも……。足を掴まれたりすると厄介です。近づかないほうがいいでしょう。