NTTドコモ モバイル社会研究所は8月11日、2021年2月に実施した「感染症対策の意識」に関する調査の結果を発表した。全国の15~79歳男女からWebで集めた回答数6,240件をもとに集計している。
感染症対策、最もメジャーなのは?
「感染症対策のために普段行っている行動」について聞いたところ、「人が集まる場所でのマスク着用」が74.2%と最多。次に「こまめな手洗い・殺菌」(71.5%)、「3密の回避」(64.4%)と続いた。また、全体の1割程度が、感染症対策は「特に何も行っていない」と回答した。
全体的に女性の方が男性よりも感染症対策の行動を「している」と答えた割合は多く、「接触確認アプリのインストール」のみ男性のほうが1.8%上回った。
スマホ・PCを除菌する人は少数派
「PC、スマホ、タブレットなどの除菌をしているか」という質問に、「はい」と答えたのは全体で17.0%。マスク装着や手洗いよりもかなり低い割合となった。
性別でみると、男性は14.0%、女性は19.9%と、女性の方が高数値。女性の20代から70代まで、男性よりも高かった。特に女性の20代(26.7%)の割合が一番多かった。
都道府県別にPC・スマホ等の除菌の動向をみると、東京都が最多の23.9%、千葉県が21.3%、神奈川県が21.1%と、首都圏は実施している割合が高い傾向があった。他の都道府県の実施率は10%以下~20%前後とかなりばらつきがあった。
モバイル社会研究所は、今後も「PCやスマホの除菌」の動向を調査していくとコメントしている。