歌舞伎役者の松本白鸚が主演を務めるミュージカル『ラ・マンチャの男』が2022年2月に東京・日生劇場で上演されることが11日、明らかになった。
同作は1965年にブロードウェイで初演を迎え、トニー賞ミュージカル作品賞ほか5部門を受賞したミュージカル。1969年に市川染五郎(現 二代目松本白鸚)主演で日本初演を迎えた。名作『ドン・キホーテ』の作者であるセルバンテスが、劇中劇として田舎の郷士アロンソ・キハーナと、キハーナが作り出した人物ドン・キホーテを演じるろいう、三重構造となっている。
2022年の公演をもって、松本白鸚の半世紀以上に及ぶ“遍歴の旅”はいよいよ終焉の時を迎えることに。ドン・キホーテが想い姫と慕うアルドンザ役に、2012年公演以来の出演となる松たか子が扮し、父・白鸚との久しぶりの舞台共演に臨む。
脇を固めるサンチョ役の駒田一、 牢名主役の上條恒彦に加え、新たなキャストとしてアントニア役に実咲凜音、カラスコ役には吉原光夫を迎え、白鸚の『ラ・マンチャの男』集大成が始動することとなる。
キャスト
松本白鸚(セルバンテス/ドン・キホーテ)
松たか子(アルドンザ)
駒田一(サンチョ)/実咲凜音(アントニア)/石鍋多加史(神父)/荒井洸子(家政婦)
祖父江進(床屋)/大塚雅夫(ペドロ)/白木美貴子(マリア)/吉原光夫(カラスコ)
上條恒彦(牢名主)