あのフレーズ、もし英語で表現するとしたらなんて言う……? 今回はオンライン会議/授業で使えそうなフレーズを英会話イーオン SNSチーム(@aeonenglish / @aeon_tweet)に解説していただきました。


オンライン授業/会議で使える英会話(はじまり篇)

近年ぐっと増えたオンラインでの授業・会議で役立つ英語表現をお伝えします。

  • (1)"Everyone’s here?"(みんな揃っていますか?)

まずは授業や会議の出席者が全員揃っているか確認しましょう。本来、疑問文としての正しい語順は"Is everyone here?"ですが、会話の中では"Everyone’s here?"で聞くことも一般的です。その際は語尾を上げ気味に発音して、「皆さんに質問していますよ」ということが分かるようにしましょう。

  • (2)"Can everyone hear me?"(私の声が聞こえていますか?)

オンライン授業や会議では、声がきちんと届いているかの確認が必須ですね。反対に相手の声が聞こえないときには、"I can’t hear you."(声が聞こえません)と言えばOK!

  • (3)"Let me share my screen."(画面を共有します)

画面共有はオンライン授業や会議における便利な機能ですね。"Let me ~."は「私に~させて。」等と、ちょっとした提案を伝えたいときの常套句です。その他にも、"Let me share today’s agenda."と言えば、「本日の議題を共有させていただきます」と伝えることができます。

他にはこんな表現も!

  • (1)"Ok, so let’s get the ball rolling." (さて、では始めましょうか)

"get the ball rolling"は直訳すると「ボールを転がす」という意味です。転じて、会議やイベント等、「何かを始めましょう」と言いたい時に使うことのできるイディオムになります。オンライン会議や授業で"Let’s get the ball rolling!"と言われて、思わずボールを探さないようにしてくださいね(笑)

  • (2)"What do you think, Sato-san?"(佐藤さん、どう思いますか?)

オンラインの会議や授業の際、「誰に対して意見を求めているのか」が分からなくなる経験はありませんか? オンライン上はリアルとは異なり、アイコンタクトだけで相手に示すのは限界があります。"What do you think?"と尋ねるだけでなく、答えてほしいメンバーの名前をはっきり示すと、スムーズに進めることができますね。

オンライン授業/会議で使える英会話(PCトラブル篇)

オンラインでの授業・会議ではトラブルが起こることもしばしば。トラブル時に役に立つフレーズをご紹介します。

  • (1)"My computer isn’t working (well)."(今、PCの調子が悪いのです)

機械類の調子について話す際には、"work"という単語を使います。PCの他、"The copier isn’t working right now."(今、コピー機が動きません)等と言うことができます。

ちなみに日本語でも「フリーズする」と言いますが、英語の"freeze"を使って表現することもできます。"My phone froze."(スマホが動かなくなった)、 "Your video keeps freezing."(あなたのビデオ画面が固まってるよ)のように使うことができます。

  • (2)"My internet (connection) is unstable."(インターネットの接続状態が不安定なんです)

自宅のネット接続状態が良くない際に使えるのはこの一文。「接続はしているけどネットが遅い」という場合には、"My internet is slow."(うちの通信速度がいつも遅いんです)と表現することができます。その他、相手側の接続がとぎれとぎれになっている場合は、"You keep cutting off."([音声や映像が]途切れ途切れになっていますよ)と伝えることができます。

他にはこんな表現も!

  • (1)"I’m getting some (microphone) feedback."((マイクが)ハウリングしています)

マイクのハウリングも、オンライン授業や会議で起こりがちなトラブルですよね。"howling"という英単語もありますが、こちらは「犬や狼が吠えている声」や「風などがビュービュー吹いている音」のこと。英語では"feedback"を使うほうが一般的です。

またマイクのハウリングではなく周囲の音等で話し手の声が聞き取りづらい場合は、‟I’m getting some background noise."(周りの音が入ってしまっています)と伝えましょう。

  • (2)"Let me rejoin the room."(入室し直します)

接続が不安定、どうしても音が聞こえない、カメラの向きが変わらない…。トラブルが解決しない場合は、潔く一度退出するのも手ですね。"Let me rejoin the room."の他に、"Let me leave and rejoin the room. "(一旦退出して、もう一度入ります)と言うこともできます。

  • (3)"You’re on mute."(ミュートになっていますよ)

うっかりマイクがミュートのまま話し始めることも、オンラインのあるあるですね。参加者のマイクが入ってない時は、"You’re on mute."と教えてあげましょう。逆に、参加者の周囲の音やタイピング音などが入ってしまい、話し手の言葉が聞こえづらいというケースもあるかもしれません。そんな時は、"Can everyone mute [their mics/themselves]?"(皆さん、マイクはミュートにしてください)と伝えることができます。