フージャースケアデザインはこのほど、「コロナ禍での東京オリンピックについてのシニア調査」の結果を発表した。同調査は7月27日~31日、シニア228名を対象に、紙アンケートにて実施した。
東京オリンピック開催の賛否について問うと、46%が「反対」、29%が「賛成」、25%が「どちらでもない」と回答した。「反対」は男性より女性の方が、75歳以上より、74歳以下の方が多い。反対の理由は「コロナが心配」「莫大なお金がかかりすぎる」、賛成の理由は「選手の努力に報いるため開催すべき」「1964年以上の感動を期待している」などだった。
開会式のTV視聴状況を調べたところ、86%が「見た」と答えた。全世帯の視聴率が56%であったことと比較すると、シニア層の関心はかなり高かったことがわかった。
オリンピックのTV視聴時間は、「3~4時間」が34%、「1~2時間」が26%、「0~1時間」が18%だった。日に3時間以上のヘビー視聴者が5割以上、5時間以上視聴している人も18%見られた。
注目している競技について、前回東京オリンピックとの比較して聞いたところ、「柔道」が断トツの1位だった。前回1964年で注目した競技は、東洋の魔女の記憶が鮮明な「バレーボール」となっている。柔道を注目した理由は、「柔道は国技」「メダルが取れそうだから」のほか、「好きな競技だから」「昔やっていたから」という回答もあった。
注目している(いた)選手で最も多かったのは、水泳の池江璃花子選手だった。次いでバドミントンの桃田賢斗選手、卓球の伊藤美誠選手となっている。
オリンピック前半戦で感動した種目について聞くと、1位が「柔道」「卓球」が同率で並び、「ソフトボール」「水泳」と続いた。
オリンピック後半戦で期待している種目は、「マラソン」が最も多く、「陸上」「野球」「テニス」という順になった。