映画『映画 太陽の子』(8月6日公開)の公開初日舞台挨拶が6日に都内で行われ、柳楽優弥、有村架純、黒崎博監督が登場した。
同作はNHKとELEVEN ARTS Studios(USA)による、日米合作作品として製作。原爆開発を背景に、時代に翻弄される若者たちの苦悩と青春を事実を元に描いた物語となる。終戦記念日の8月15日にNHK総合で放送され大きな反響を呼んだテレビドラマ版とは異なった視点で描かれる映画では、時代に翻弄された修(柳楽優弥)・世津(有村架純)・裕之(三浦春馬)それぞれの想いが交錯する感動ドラマと共に、「原爆開発」の依頼を受けた修をはじめとする研究員の情熱と葛藤を、より深く描きだした。
有村は袖の部分を露出したシックなワンピースで、大人な雰囲気を見せる。撮影の話では、海のシーンで「すごく大きな蜂の巣があった」というエピソードも。「カメラに映る場所にはなかったんですけど、待っている場所に蜂がすごい飛んでるなと思って、パッと見たらすごい大きな蜂の巣があって。『蜂の巣があります』という話をしたら、現場の制作のスタッフさんが頑張ってとってくださって、みんな救われた」と振り返った。
「けっこう命がけでしたよね」(黒崎監督)、「すごかった、砂浜から蜂がピッて出てくるくらいいました」(柳楽)と言うくらいの状況だったようだが、有村は「けっこう大きめな蜂」とあまり意に介していない様子。黒崎監督「有村さんは冷静だから、静かにおっしゃったと思いますけど、実際かなりうわーって状況、巨大なやつ」とハプニングの説明を補足していた。