パナソニックは8月5日、次亜塩素酸を用いる空間除菌脱臭機「ジアイーノ」の新モデルを発表した。適用床面積の目安が18畳までの「F-MV4300」と、12畳までの「F-MV2300」をラインナップ。本体カラーはF-MV4300がステンレスシルバーとマテリアルホワイトの2色、F-MV2300がマテリアルホワイトの1色。9月21日から発売し、価格はオープン、推定市場価格はF-MV4300が165,000円、F-MV2300が110,000円

  • 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」(F-MV4300)

  • ステンレスシルバー

  • マテリアルホワイト

ジアイーノは、除菌力や消臭力に優れる次亜塩素酸によって部屋をクリーンにする空間除菌脱臭機。もともと業務用から展開が始まり、医療機関や介護施設、ペットショップなどで多くの導入実績を持つ。一般家庭用のモデルも、昨今のコロナ禍で売り上げを伸ばしている。

今回の新モデルは、新たに加湿機能を搭載。除菌・脱臭をしながら、季節によって加湿量を選べる。水タンクの容量は4.0Lと大きく、定格加湿能力はF-MV4300が650mL/H、F-MV2300が430mL/hだ。お手入れの頻度も少なくし、だいたい週1回で除菌フィルターセットを水ですすぎ、水回りのしっかりとしたメンテナンスは約半年に1回としている。加湿の適用床面積は以下の通り。

F-MV4300
プレハブ洋室:18畳(30平方メートル)
木造和室:11畳(18平方メートル)

F-MV2300
プレハブ洋室:12畳(20平方メートル)
木造和室:7畳(12平方メートル)

  • 設置イメージ

次亜塩素酸による脱臭性能も強化。ペット臭など部屋のニオイを本体に吸い込み、次亜塩素酸で分解、脱臭する。従来モデルよりもフィルター通風面積を大きくしたことで、脱臭スピードが速くなった(従来比約16%)。パナソニック調べでは、料理・生ごみ・排水口のニオイ、汗・体臭といった生活臭へ脱臭効果も確認したという。

本体サイズ・重さは、F-MV4300とF-MV2300で共通。幅398×奥行き270×高さ710mm、約11.8kgとなっている。

また、加湿機能を持たないスタンダードモデル「F-MV1300」も用意。適用床面積は9畳(15平方メートル)まで、水タンク容量は約1.8L(次亜塩素酸を生成するために水が必要)、本体サイズは幅360×奥行き230×高さ580mm、重さは約9.1kg