タムロンは8月5日、ソニーEマウントのフルサイズミラーレスカメラ向け新製品として、第2世代の明るい標準ズームレンズ「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)」と、高倍率ズームレンズ「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)」の開発を発表した。両製品ともに2021年中の発売を予定しており、価格は未定となっている。
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 (Model A063)は、光学性能とAF性能を高め、機能のカスタマイズも行えるようになるというフルサイズミラーレス用大口径標準ズームの第2世代モデル。2018年発売の「28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)」から光学系を刷新して高画素機に対応し、高速かつ高精度なAF機構VXD(Voice-coil eXtreme-torque Drive)を搭載。広角側での近接撮影性能を高めたほか、外観にも新デザインを採用する。
また、レンズ本体にPC通信用「コネクタポート(形状はUSB Type-C)」を備え、専用ソフトウェア「TAMRON Lens Utility」で機能のカスタマイズを行える点が特徴。フォーカスセットボタンの挙動や、フォーカスリングの操作方向、ファームウェアアップデートが行えるという。
35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)
35-150mm F/2-2.8 Di III VXD (Model A058)は、35mmの広角端でF2という明るさを実現し、望遠端の150mmでもF2.8の明るさで撮影できる大口径ズームレンズ。周囲の風景を含めた全身の人物撮影からバストアップの撮影まで、レンズを交換せずに1本でこなせる点が特徴。リニアモーターを採用したAF機構VXDを搭載し、大口径ながら快適に撮影を行えるという。
28-75mm F/2.8 Di III VXD G2と同様にPC通信用「コネクタポート」を備え、カスタムスイッチの動作やフォーカスリングの操作向きのカスタマイズ、ファームウェアアップデートを行える。
両製品ともに詳細については明らかになっておらず、仕様は変更することがあるとのこと。また、新型コロナウイルスの影響によって、発売時期の見直しや供給の遅れが発生する可能性があるとしている。