アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの伊野尾慧が主演する『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察 Season1』(7日スタート、フジテレビ系 毎週土曜23:40~)の第1話にゲスト出演する女優の志田未来と俳優の温水洋一が、コメントを寄せた。
民俗学の准教授・高槻彰良(伊野尾)と、人の嘘がわかるようになってしまったがゆえに“孤独”を抱える大学生・深町尚哉(神宮寺勇太/ King & Prince)が、様々な怪異事件の謎解きを通じて、人とつながることの大切さを描く同ドラマ。
第1話では高槻と尚哉が大学で出会い、近所の小学校で起こった「コックリさん」騒動の謎を追うという展開。騒動が起こる小学校の担任教師・平原まりかを演じるのが志田、副校長・真鍋和夫を演じるのが温水だ。
■志田未来
――オトナの土ドラは4年前の『ウツボカズラの夢』で主演された以来ですね。
お仕事をしている中で、同じスタッフさんにまた呼んでいただけるのを目標に頑張っているので、今回もお声をかけてくださってすごく嬉しかったです。また、脚本が『ウツボカズラの夢』と同じ藤井清美さんなのでそれも嬉しかったです。今回は撮影が数日のゲスト出演なので、皆さんと親しくなる前に終わってしまいそうですが、知っているスタッフさんがいらっしゃるので、とても安心感があります。
――オファーが来たとき&台本を読んだ感想は?
何より嬉しいのは連ドラの1話のゲストとして呼んでいただけること。それはスタッフの方に「安心して任せるからね!」と言ってもらっているような気がして、すごく光栄なことなので嬉しさもあるのですが、その分「自分がいただいた役をしっかり全うしなきゃ」というプレッシャーもあります。この作品はただのミステリーではなく、1話完結ではあるのですが、その先に隠された大きな謎みたいなものがジワジワと出てきて、きっと回を重ねるごとに、どんどんハマっていく作品になるんだろうなと感じました。
――平原まりかという役について教えてください。
クラスでコックリさん騒動が起きて対処に困っている担任です。先生役は初めてで「自分も先生役ができる歳になったんだ!」という驚きがありましたが「生徒役はどんな方なんだろう?」とドキドキもしました。というのも私自身がまだ学生に見える部分があると思っているので、「ちゃんと先生に見えるかな?」と不安が少しありました。
――本作の「異能を持つ凸凹バディ」にかけて、ご自身の“人より優れた才能”とは?
家を出るまでがすごく早いです。目覚ましのアラームが鳴ってから10分後にはもう家を出ることができます。一応、前の晩に出掛ける準備はしておきますが、それは私が几帳面だからということではなく、朝が弱いので、二度寝しちゃったりとかが怖くて…時間って、あっという間に経ってしまったりしますよね。だから、ささっと家を出られるように、しっかり準備して寝るようにしています。
――視聴者へのメッセージをお願いします。
私が演じる平原まりかは、この作品の中ではリアリティーがあり、共感していただきやすい役なのかなと思っています。(高槻の)異能だったり(尚哉の)嘘の言葉が歪んで聞こえるというファンタジーの中でも、リアルに感じていただけるように意識して演じているので、ぜひ注目して見ていただけると嬉しいです!
■温水洋一
――オファーが来たとき&台本を読んだ感想は?
オトナの土ドラは2年前の『ミラー・ツインズ』*以来。今回の作品は『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ』シリーズ第3弾ということで面白くなりそうだなと思ったのが第一印象でした。第1話に出てくるコックリさんは僕も子供の頃、本当に怖いと思っていたし、霊に憑かれるとか祟りというものを信じていました。生徒がコックリさんをするシーンを読んでは「こんな感じだった!」と思い出したり、高槻の謎解きに「なるほどなぁ」と思ったり、大人になって改めてコックリさんのことを考えましたね。
――真鍋和夫という役について教えてください。
私が演じる真鍋は、第四小学校の副校長で、コックリさん騒動が大事にならないか心配している人です。これまで普通の先生や学年主任などは演じたことがありましたが、副校長は初めてですね。衣装合わせのときに監督がおっしゃっていたのは、ドラマを見ている人に「この人(真鍋)も、この学校も何か怪しい」と思わせたいということ。なので、高槻と尚哉を校門で迎える真鍋の態度や、5年2組の教室まで廊下を歩きながら案内するシーンでは照明も怪しげな雰囲気で「とんでもないところに来たな」という、ちょっとした恐怖感を感じてもらえると思いますよ。
――本作の「異能を持つ凸凹バディ」にかけて、ご自身の“人より優れた才能”とは?
自分は料理が得意なわけではないんですけど、段取り付けが得意です。最初にお湯を沸かしといて、とか、料理が効率的に進むように頭の中で考えるのが好きなんですね。最近、朝ご飯は奥さんと作るんですけど、自分もサラダの野菜を切ったりしながら「奥さんが次に何が必要か」というのを考え、「あ、おたまが必要だ」と思ってパッと出す、といったことをしています。よく料理番組で、カメラに映っていないところに料理の助手がいて、カメラを振った瞬間にパッと鍋を変えて、できあがった料理を置いたりする人がいますよね。そんな感じで段取りよく、相当な料理の朝ご飯でもトータル15分ぐらいで作ったりしていますね。それは、僕が昔、中華料理のチェーン店で2年近くバイトをしていて、自分でもまかないを作ったり、そういうバックボーンがあるからだと思います。「このときには寸胴のお湯が沸いてなきゃいけない」とか、できあがりから逆算して段取りを考えるのがすごく好きになりまして…これが能力というのかはわかりませんが(笑)。
――視聴者へのメッセージをお願いします。
高槻と尚哉は本当に面白いコンビだし、第1話の最後に意味深な台詞もあり、そういう終わり方も楽しみだし、スリリングな展開にコメディーの要素も少しあります。監督もしっかり時間をかけて撮影している骨太なドラマ。その記念すべき第1話に出演します。「この人(真鍋)にも何か謎がある?」とか「ひょっとしたら今後も出てくる!?」なんて思うような怪しい雰囲気で出ています(笑)。楽しみにしていてください!