もうすぐ楽しみにしていた夏季休暇。しかしコロナ禍の現在、昨年に引き続き、帰省について悩む人も多いことだろう。落ち着いていた感染者数も再び増加傾向にある中、皆は夏休みの帰省についてどう考えているのだろうか。
そこで今回はマイナビニュース会員804人を対象に、「今年の夏の帰省」についてアンケート。帰省派・帰省しない派両方の意見を聞いてみた。
今年の夏、約4割が「帰省する」と回答
Q.今年の夏は実家や義実家に帰省をする予定ですか?
・はい……41.9%
・いいえ……58.1%
今年の夏、実家や義実家に帰省する予定であるか尋ねたところ、「帰省しない」(58.1%)と回答した人の方が約20ポイント多かった。「帰省する」は41.9%で約4割を占めている。そこで次は、帰省先までの交通手段について聞いてみた。
Q.帰省するための方法を教えてください
・自家用車……59.3%
・電車・新幹線……32.3%
・飛行機……6.5%
・その他(自由回答)……1.8%
最も多い回答は「自家用車」(59.3%)だった。コロナ禍ということもあり、感染リスクを考えて公共の交通機関よりも自家用車を利用する人が多いようだ。
Q.帰省したらどのように過ごす予定ですか?具体的に教えてください
・「予定では両親の方がワクチン接種が終わってるので、実家の家でのんびり過ごす」(男性/40歳/京都府)
・「五輪を家族で観る、墓参り、親戚と会うなど」(男性/48歳/山形県)
・「お墓参りをしたら出来るだけ早く帰る予定です」(男性/58歳/大阪府)
・「実家のリフォームが必要な箇所の確認を行う。修繕の必要性を調べておく。お墓参りに行く。あとは実家で過ごす」(男性/48歳/長崎県)
・「親戚や親族のお墓参りに行ってから、郊外のショッピングモールに家族と出かけたいです」(男性/54歳/富山県)
・「ゆっくりして、たくさん食べてたくさんリラックスしつつも、いろいろヘルプをして喜ばせてあげられたらな~と、思います」(男性/55歳/埼玉県)
・「最近はコロナの影響で帰省を控えていたが、孫の顔を見せたいので、ゆっくり過ごすつもり」(男性/47歳/大阪府)
昨年の夏は、コロナ感染のリスクを考えて、帰省を踏みとどまった人も多かったことだろう。しかし、自身や実家・義実家で新型コロナワクチンの接種が終わっている人の中には、「ゆっくり過ごす」という声が目立った。1年以上リアルに対面できていないため、「孫の顔を見せたい」「親の健康状態を確認したい」といった回答のほか、お墓参りや実家の手伝い、介護をして過ごすという声も多くなっている。
Q.帰省をしない理由を教えてください
・「コロナで非常事態宣言下なので」(男性/69歳/茨城県)
・「帰省のころには私のワクチン接種は終わっているが、周りには接種していない人も多いので、コロナのリスクを考えると帰省できないから」(男性/52歳/大阪府)
・「実家の両親が高齢なので感染させたくない、自分自身も感染したくない」(男性/38歳/神奈川県)
・「コロナ禍で行くのは迷惑がかかりそう」(男性/41歳/東京都)
帰省しないと回答した人にその理由を尋ねたところ、コロナ感染のリスクを理由に挙げる人が圧倒的に多かった。ワクチン接種は済んでいるが、緊急事態宣言発令中なので帰省を控えているという人や、「帰省先で近所の人の目が気になる」「実家に迷惑がかかりそう」といった理由を挙げる人も見られた。
帰省派の中には、「オリンピックを家族で見る」という人も
今回のアンケートでは、「帰省しない」派が多い結果となった。高齢者を中心に新型コロナワクチンの接種が進んでいるとはいえ、感染拡大が続く中での帰省は何かと気を使うことだろう。帰省を楽しみにしている人も、ゆっくり過ごしたいという意見がある一方、コロナ対策として「用事を済ませてさっと帰る」といった人も目立った。子連れ帰省の場合、川遊びやキャンプなど密にならないレジャーを企画している人も多いようだ。
また、オリンピックイヤーでもある今年は、「親と一緒にテレビで五輪観戦したい」という声もあった。外出の機会が多くなると感染リスクも高まるが、家でのんびりテレビ観戦であればその心配も少ないだろう。帰省する派・しない派とも、感染予防を十分心掛けて、思い出に残る夏休みを過ごしてほしい。
調査時期: 2021年7月7~8日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 804人
調査方法: インターネットログイン式アンケート