三菱自動車工業は今冬、本年4月より北米で発売した新型クロスオーバーSUV「アウトランダー」にプラグインハイブリッドEV(PHEV)モデルを新たに設定し、国内で発売予定となる。
新型「アウトランダー」のPHEVモデルは、新世代化したPHEVシステムを搭載。モーター出力の向上とバッテリー容量の拡大により、いっそう力強い走りと航続距離の延長を実現する。
また、プラットフォームの一新とコンポーネントの一体化、そしてレイアウトの最適化により3列7人乗りを実現し、SUVとしての居住性と利便性を高めている。
同社は1964年からの電動車の研究開発の成果として、「日常ではEV、遠出はハイブリッド」というコンセプトのもと、電動車ならではの力強く滑らかで静かな走り、様々な天候や路面でのドライブを安心・安全に楽しめる「アウトランダー PHEV」を2013年に発売。以降、世界60カ国以上で販売し、PHEVカテゴリーをリードしてきた。
PHEVは環境負荷と充電設備などのインフラ依存が低く、ツインモーター4WD方式のPHEVシステムは同社らしい安心・安全で快適な走りを実現。同社は「環境ターゲット2030」において、このPHEVを中心とした電動車により、2030年までに新車のCO2排出量を40%削減するという目標を掲げ、持続可能な社会の実現に貢献していく、としている。