京浜急行電鉄は空港線で使用する鉄道運転用電力量について、2021年8月分から再生可能エネルギー由来の電力に置き換えると発表した。空港線は京急蒲田駅から羽田空港第1・第2ターミナル駅まで結ぶ6.5kmの路線。上下線合わせて1日約400本を運行している。
東京電力エナジーパートナーの「FIT非化石証書付電力メニュー」により、実質的にCO2排出量がゼロとなる電力を調達。鉄道運転用電力量を再生可能エネルギーに置き換えることで、約3,457トンのCO2削減を実現する。これは一般家庭の年間消費電力の約1,270世帯分に相当し、京急線全体でも約4.3%のCO2削減につながるという。
京急電鉄は長期経営戦略における3つの柱のひとつに「コーポレートサステナブル戦略」に掲げており、今回の空港線の再生可能エネルギーへの転換も、これに沿った「持続可能な社会の実現に向けた取り組み」の一環として実施する。