oricon ME(オリコン エムイー)は8月2日、「2021年 オリコン顧客満足度調査 住宅ローン」の結果を発表した。同調査は3月~4月、過去5年以内に住宅ローンの新規借り入れ、もしくは借り換えを行った人で、融資(借入)を現在受けている全国の20~69歳の男女1万7,295人を対象に実施した。
同調査は、全国の実際のサービス利用者1万7,295人を対象に、事前調査や企業ヒアリング(148社)をもとに、サービスにおける評価項目をそれぞれ設定。各項目の設問について得た回答結果を集計し、規定の回答者数を満たした企業について、「総合」「評価項目別」「部門別」にランキング化した。
総合ランキング1位は、「ソニー銀行」だった。ソニー銀行は、11年連続で総合1位となっている。全9つの評価項目では、「商品内容の充実さ」「団体信用生命保険の充実さ」「サイトのわかりやすさ」「繰り上げ返済」の4項目で1位を獲得。特に、商品プランの充実さなどを評価した「商品内容の充実さ」では、75.5点と高評価を得た。
部門別では、地域別「関東」、目的別「新規」「借り換え」、業態別「ネット銀行」、商品別「当初固定金利」で1位となっている。
ソニー銀行を利用する人からは、「手数料、保証料が安く、ネット銀行だけど、東京には窓口もあり、対面で聞きたいことを聞けたところが良かった」(30代/女性)、「審査の結果が出るのが早くて助かった」(20代/女性)、「金利が低く抑えられ、見直しも適宜可能なので、高い金利を払い続ける事がないところがよかった」(40代/男性)といったコメントが寄せられた。
総合2位は「auじぶん銀行」だった。auじぶん銀行は、評価項目の「金利」で1位を獲得している。総合3位は「イオン銀行」で、評価項目の「付帯サービス」「審査・契約手続き」、地域別「東海」「九州・沖縄」、業態別「対面銀行」、商品別「変動金利」でそれぞれ1位となった。
評価項目「担当者の対応」の1位は「みちのく銀行」、2位は「ソニー銀行」、3位は「青森銀行」「八十二銀行」「肥後銀行」だった。同点3位以内の5行のうち4行を地方銀行が独占するなど、地方銀行が高評価を維持している。
地域別ランキングでは、「北海道」では6年連続で北海道銀行、「東北」ではみちのく銀行、「甲信越・北陸」では2年連続で北陸銀行、「中国・四国」では百十四銀行がそれぞれ1位を獲得した。「関東」ではソニー銀行、「東海」「九州・沖縄」の2地域でイオン銀行、「近畿」では住信SBIネット銀行が1位を獲得している。