お笑いコンビ・おかずクラブのオカリナが、2日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(毎週月曜24:15~)で、「趣味にお金を使いすぎて将来をしくじらないための授業」をテーマに講師を務めた。

  • オカリナ=テレビ朝日提供

社会現象にもなった作品『おっさんずラブ』をはじめ、BOYS AND MEN、『戦国鍋TV』、『鬼滅の刃』などさまざまなものにハマり、300万円以上を注ぎこんだというオカリナ。しかし自分がしくじっているとは思っていないと本音を吐露し、「頑張って稼いだお金を何に使おうが、誰にも文句を言われる筋合いはない。なので、今日は私がしくじっているかどうか、意見を聞きたいと思ってやって来ました!」と開き直って講義を開始した。

まずは、オカリナが人生で最も深い沼にハマったという『おっさんずラブ』の話題に。身近な友人にも同作のファンがいたという峯岸みなみは「脳を溶かしちゃうドラマ」「女の子をおかしくしちゃうドラマ」と分析。「この作品に出会っていろんな感情を教えてもらった」というオカリナは、「フランシスコ・ザビエルってすごいな」と尊敬の念を向けながら知人に勧めるための“布教活動”をしてきたという。

映画『劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』公開時は手当たり次第に芸人たちを誘って見に行き、映画館で鑑賞した回数はトータル73回。思わずハライチ・澤部佑は「西野さんのプペルだ」とつぶやく。誘った相手のチケット代と鑑賞後のランチ代も負担していたため大きな出費になっていたが、オカリナは作品に飽きるどころか73回とも涙し、1人で行くよりも興行収入に貢献できたと満足げ。

ただ、当時は会話がすべて『おっさんずラブ』のことになるなど相方のゆいPに迷惑をかけてしまったといい「ゆいPが大人だったので解散せずに済んだが、大切な友人を失わないようにしなければいけない」と自身も含め注意喚起した。また、度を超してハマり続けると実生活を楽しめなくなる可能性があるというリスクも語る。

「今世での結婚は完全にあきらめた」というオカリナは「誰よりも深く沼にハマっていたい」との思いから、ドラマに登場する家電や、劇中に出てくる100万円超の、同じ号数・同じカラットの指輪を観賞用に購入したことも打ち明ける。

その結果やはり自分の財政に影響が出たようで「稼いだお金で沼にハマりましょう」「中には借金や家族のお金で沼にハマる人もいる。エラそうだけど、沼にハマるなら自分で稼いだほうがいい」とまとめ、「推しのキャラクターは将来のあなたを養ってくれない」と教訓を残した。

平成ノブシコブシ・吉村崇は「皆、浅かったり深かったりしながらもいろんな沼を持ってるんだろうな」と総括し、日向坂46の齊藤京子は「私はオカリナさんみたいなファンの方がいたら、自分にそこまで熱中してくれてるんだ、と感じてうれしい」とアイドル視点でコメントした。

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