東京五輪12日目となる3日、卓球男子団体の準々決勝が行われた。日本はスウェーデンと対戦しゲームカウント3-1で勝利し、準決勝進出を決めた。
団体は1チーム3名、シングルスとダブルスの組み合わせで行われ、5戦のうち先に3勝をあげたチームが勝利となる。
第1試合のダブルスは丹羽孝希&張本智和vsクリスティアン・カールソン&アントン・ケルベリ。前陣速攻が持ち味の日本のエース・張本と丹羽のコンビは第1ゲームを11-8、第2ゲームを13-11とシーソーゲームを制す。第3ゲームこそ奪われてしまったものの、第4ゲームは10-9から張本のブロックが決まり11-9。重要な第1試合をものにし、チームに勢いをつけた。
続く第2試合は、先日の混合ダブルスで伊藤美誠とのペア日本卓球界初となる金メダルを獲得した水谷がシングルスで出場。だが、世界ランキング9位のマティアス・ファルクの前にゲームカウント1-3で屈してしまう。
第3試合は世界ランキング4位の張本が満を持して登場。同50位のアントン・ケルベリと対戦したが、第1ゲームは10-12で惜しくも競り負けてしまう。しかし、18歳の若武者がここから巻き返し、第2、第3ゲームを11-9で制す。迎えた第4ゲームは序盤から劣勢だったが、得意のチキータで流れを自ら手繰り寄せる。最後はデュースまでもつれこんだが12-10で勝利し、日本は準決勝進出へ王手をかけた。
続く第4試合は丹羽vsファルク。丹羽が第1、第2ゲームを連取すると、勢いそのままに第3ゲームも11-6で勝利し、スウェーデンをゲームカウント3-1で撃破。この瞬間、日本の準決勝進出が決まった。