若者の自由な発想力には、いつの時代も驚かされるばかりです。

ペアリングやペアルックなど、恋人同士である“証”を見た目で表現するという方法は昔から存在しました……が、今の若者はさらに新しい表現方法も併せ持っているようで。

ツイッターユーザー「ものすごい愛@『今日スキ』重版御礼(@mnsgi_ai)」さんの報告をご覧ください。

最近の若者は彼氏彼女間でシーブリーズや8×4の蓋を交換するのが流行っていて、蓋と本体の色が違うことで恋人いますアピールになるって話を聞いてめちゃくちゃドキドキしちゃった(@mnsgi_aiより引用)

  • ※画像はイメージです

そう、今若者たちが「恋人いますアピール」に使っているというのが、制汗剤「8×4」の蓋。互いの色違いの蓋を交換することがその証になるのだというのです。

ツイートは9.4万件のいいねがつくほどの大反響(7月31日時点)。自らの経験談を交えたコメントなども多数寄せられ、リプライ欄も大盛りあがりとなっています。

「1999年頃、ドクターグリップのパーツを交換するのが小学校で流行りました」
「地元の高校で、仲の良い友達と、上履きのスリッパを片方ずつ交換するのが流行っていました」 「中学時代、シーブリーズ禁止だったので糊のフタを交換しました」
「うちは男女ネクタイで、男子用のネクタイをつけている女子は彼氏がいる、逆もまた然り、、、が流行ってたな笑」
「ああ、これ自分の好きな子が違うフタの制汗剤を持っているのを見てしまってショックを受けるヤツや」
「今し方、娘にシーブリーズ買ってこいと頼まれ、このツイート見てΣ(  Д )ﻌﻌﻌﻌ⊙ ⊙になりました…」

一方で、「まだその文化が続いているのか」と驚く若者の声もチラホラ。

「6年前くらい前にやっていた20歳です!笑 今も続いてるんですね!!」
「私は7年ぐらい前に高校生でしたが、当時、恋人と交換して「実は彼氏います」アピールしてました」
「現在高校三年生ですが、中一から中二まで交換するの流行ってて、中3のあたりからシーブリーズ使ってる子は周りに全く見かけなくなりました」

大人からすれば新しい文化ですが、意外に長い歴史があるようですね。

ちなみに、ものすごい愛さん自身にも似たような経験があるのか、少しお話を伺ってみました。

――「私の頃はこんなのがあった」というリプライが多数寄せられていますが、ものすごい愛様の場合も、似たような経験はありましたか?

学生の頃、彼氏はいましたが、こういった経験は全くないですね。シーブリーズに限らず、ウィルコムのバッテリーカバーやドクターグリップで同じような経験があるというコメントが多く届いて、「これって“あるある”なんだ!」と驚いています。土地柄や周囲の環境もあるのかもしれませんね。

――ツイートは大反響となっていますが、届いたリプライなどを見た感想を教えてください。

「かわいい! きゅんきゅんしますね!」「懐かしい! 私も経験あります!」「いいな~!1人で2個買って交換しちゃおうかな……」という肯定的な意見から、「しょうもな……」「10年前からある文化でしょ、おばさんなの?」「こういうの見るとイラつく」といった否定的な意見まで、いろいろきましたね。

――否定的な意見もあるのもツイッターらしいですね。

後者より前者のほうが、日常の中でささやかな楽しみを見出して豊かな毎日を送ってるように思いますし、わたしはそっちのほうがずっと好きです。ちなみに、ツイートした内容は芸人の空気階段さんがやってるラジオ『空気階段の踊り場』を聴いて知ったんです。すごくおもしろいのでみなさんに聴いてほしいです。あと、これがきっかけで拙著を読んでくれる人が増えるといいな~! と邪な気持ちはあります。


元ネタは、空気階段さんのラジオ『空気階段の踊り場』とのことですが、多くの方が青春時代を思い出したり、今の流行に驚いたようです。また、ものすごい愛さんは夫との生活を綴ったエッセイ『今日もふたり、スキップで~結婚って ‶なんかいい″』(大和書房刊)も上梓されているそう。気になった方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。