関東甲信地方・東北地方が梅雨明けして、いよいよ本格的な夏到来。暑い日にはやっぱり辛い料理が食べたくなる。季節ごとに趣向を凝らした新作鍋を販売している「しゃぶしゃぶ温野菜」から、「本格四川麻婆鍋」が登場したと聞いて、「しゃぶしゃぶ温野菜 高田馬場店」にお邪魔してきた。

  • 「本格四川麻婆鍋」でお肉が美味しくすぎてとまらない(※撮影用の盛り付けです)

唐辛子の料理で夏を元気に乗り切ろう

唐辛子を使った料理には、発汗作用があり暑さで上昇した体温を下げる効果があると言われている。「しゃぶしゃぶ温野菜」では、肉、野菜を辛い鍋でたっぷり食べることでスタミナをつけて暑い夏を乗り切ってほしいとの思いから、特に肉と相性抜群な麻婆に焦点を当てて新メニュー開発に着手。朝天唐辛子、鷹の爪、豆板醤、甜面醤を掛け合わせた本格的な辛シビの麻婆出汁にくぐらせることで、脂の乗った厳選牛カルビや三元豚カルビの旨味・甘みがより一層引き出されて、どんどん肉が食べられる新メニューとして「本格四川麻婆鍋」が誕生したという。

  • 唐辛子の発汗作用は体の体温を下げる効果あり

毎回、しゃぶしゃぶに使う出汁が美味しいのも温野菜の特長だが、今回は横浜中華街監修のもと、より本格的な辛さの出汁になっている。ちなみに、大きな唐辛子「朝天唐辛子」を使っている理由の1つとして、コロナ禍で世の中全体が下を向いている中、「天」という文字のごとく少しでもみんなに上を向いてほしい、というメッセージが込められているのだとか。う~ん、なんだかグッと胸にくる開発秘話だ。そして、グ~っとお腹も空いてきたぞ。ということで早速いただきます!

まずは牛肉を出汁にサッとくぐらせて食べてみると、想像以上に辛い!喉にドンっと熱いものを感じる辛さだ。これまで「しゃぶしゃぶ温野菜」で提供してきた辛い鍋の中でも、結構上位にくる辛さのようだ。出汁を飲んでみると、カーっと体が熱くなる感じ。花椒(ホワジャオ)のシビレと辛さがガツン。でもそれが最高に美味い。

  • 辛い出汁で肉の旨味と甘みがより引き出されて美味しくなる

出汁には、唐辛子のほか、豆腐、ニラ、ナスが入っていた。鍋にナス!?と思ったのだが、なるほど、麻婆といえばナスとも相性が良い。このナスがじつに絶妙なバイプレイヤー的な存在感を発揮しているところにも注目。薄すぎず厚すぎない5mm幅に輪切りされており、麻婆出汁の味をしっかり纏っているのと同時に、ナスの味もちゃんと残しているのだ。これはメニュー開発の方、お見事です。また、麻婆の本妻(?)ともいえる豆腐は大きめにカットされていて、辛さを中和する役割も担っている感じだった。他にはキノコ類はもちろん、温野菜自慢のレタスも意外と辛さとマッチしていて美味しさ新発見。食べ進めるうちに辛さにも慣れてきて体はポカポカに。筆者が大好きな三元豚カルビもどんどん進んで思わずおかわりしてしまった。

アレンジレシピとして、「竹筒鶏つみれ」を鍋に入れてほぐしてそぼろ状にしておき、ごはんの上にそぼろ肉、豚または牛肉、豆腐、ナス、ニラ、さらにキムチをトッピングしてオリジナルどんぶりを作ってみても◎。シメはラーメンがおすすめ。

  • 「竹筒鶏つみれ」をあえてそぼろ状にして麻婆豆腐風にしてごはんの上に

  • そぼろ肉と豚肉、ニラ、キムチなどを欲張って乗せた結果贅沢などんぶりが完成!目指したビジュアルイメージはもちろん伊達政宗の兜

また、「しゃぶしゃぶ温野菜」では、「おうちde温野菜」として、テイクアウト販売中(デリバリーも一部店舗で実施中)。出汁、肉、野菜、シメの中華麺がセットになった「本格四川麻婆鍋 三元豚セット」が1人前1,260円、「本格四川麻婆鍋 黒毛和牛セット」が1人前2,380円で自宅で手軽に食べることができる。「本格四川麻婆鍋」は期間限定だが、出汁を選ぶことができる「三元豚セット」1人前1,190円、「黒毛和牛セット」1人前2,310円も販売されている。このボリュームと価格で手軽に「しゃぶしゃぶ温野菜」が楽しめるのはかなりお得だ。さらに、スープ風のカップに入った「カップ鍋」も販売中。こちらでも期間限定で「本格四川麻婆鍋」(単品525円)を味わうことができる。

  • 左手前が「カップ鍋」、それ以外はテイクアウトのセット。これはお得!(アルミ鍋は別途料金)

麻婆といえば麻婆豆腐や麻婆茄子、麻婆ラーメン等々あるけれど、今年の夏は「本格四川麻婆鍋」で肉と野菜を汗をかきつつガッツリ食べて、気分爽快に過ごそうではないか。

●information
「本格四川麻婆鍋食べ放題コース」
販売期間:2021年7月7日~2021年9月21日
価格:お1人様3,345円(税込3,680円)
販売店舗:全国のしゃぶしゃぶ温野菜
※詳細はオフィシャル・ウェブサイトまで