エンパワーヘルスケアは7月30日、同社提供のスマートフォンアプリ「EPARKデジタル診察券」において、歯科医院内に設置するオールインワン決済端末「stera terminal」に、スマートフォンをかざすだけで「受付」と「会計」が可能となる新機能を追加した。
「EPARKデジタル診察券」は、複数医院の診察券をアプリ内に登録し管理できるスマートフォンアプリ。新型コロナウイルス感染拡大後、社会全体における非接触化への動きが急速に強まり、歯科医院でも、現金や診察券を介した接触感染を危惧する声が高まっていることを受け、診察受付の非接触化を可能にするべく、同社が開発。この6月に120万ダウンロードを突破した。
このほど、同アプリにおいて、歯科医院内に設置するオールインワン決済端末「stera terminal」に、スマートフォンをかざすだけで「受付」と「会計」が 完了する新機能を追加。これにより、診察券と現金を介した患者・スタッフ間の接触機会を減らすことができるという。
「stera」とは、三井住友カードが、GMOペイメントゲートウェイ、GMOフィナンシャルゲート、ビザ・ワールドワイド・ジャパンと提携して生み出した、まったく新しい決済プラットフォーム。「stera terminal」は、1台の端末ですべての決済手段に対応したオールインワン決済端末機で、クレジットカード・デビットカード・電子マネー・コード決済などさまざまなキャッシュレス決済に対応。今までキャッシュレス決済のために必要だったクレジットカード読取機やコード決済読取機などの複数の端末が不要となり、「stera terminal」1台ですべての決済を実現するという。
なお、「stera terminal」を使用した決済については、同社が医療機関とカード会社・各事業関連会社との間に立ち「審査」「登録」「端末提供」「売上金の入金」「運用サポート」まで業務を担う、「EPARKペイメントサービス」を利用する必要があるが、初期費用は0円となっている。