ベネッセコーポレーションの通信教育講座「進研ゼミ小学講座」はこのほど、「2021年の夏休みに関する小学生の意識調査」の結果を発表した。同調査は7月14日~16日、小学3~6年生の会員8,195人を対象に実施した。
夏休みの宿題は何が出ているか尋ねたところ、「計算などの算数の問題」(94%)、「漢字などの国語の問題」(94%)が多くを占めた。
夏休みの宿題で一番大変だと思うものを聞くと、「読書感想文」(27%)が最も多く、「自由研究・工作」(19%)、「計算などの算数の問題」(17%)が続いた。「読書感想文」を選んだ理由は、何をどのように書いたらよいかがわからない、作文を書くのは苦手だからというものが多かった。
一番楽しい夏休みの宿題について尋ねると、最も多い回答は「自由研究・工作」(39%)だった。2位は「運動」(11%)、3位は「計算などの算数の問題」(8%)だった。
「自由研究」は、一番大変な宿題で2位にランクインする一方、好きな宿題では1位となっている。楽しい理由は、「好きなことに自由に取り組めるから」、大変な理由は「テーマを考えたり決めたりするのが難しいから」というものが目立った。
夏休みに楽しみにしていることについて聞くと、1位は「友達(一緒に遊びに行く、プールに行く、お泊り会をするなど)」だった。2位は「プール」、3位は「旅行」となっている。高齢者のワクチン2回接種が進んでいるためか、5位には「祖父母に会う」もランクインした。
一番好きなスポーツを尋ねたところ、1位は「水泳」、2位は「サッカー」、3位は「ダンス」だった。
一番あこがれているスポーツ選手について聞くと、1位はアメリカのメジャーリーグで活躍中の「大谷翔平」選手(野球)だった。理由としては、「ホームランをたくさん打っていてカッコいいところ」や「二刀流」などが目立っている。
2位は「どんな相手でもあきらめないで勝つところ」といった理由で「大坂なおみ」選手(テニス)がランクイン。3位は競泳の「池江璃花子」選手で、「病気に打ち勝って努力しているところ」に憧れるといった声が寄せられた。