帝国ホテル 大阪は、「帝国ホテル 初代会長 渋沢栄一へ捧げるオマージュ」として、渋沢翁にちなんだ食事とオリジナルカクテルを7月22日から販売する。提供は2022年1月31日まで。
1890年(明治23年)、西欧化を推進する明治政府の要請に応じ、海外からの賓客をもてなすためのホテルとして開業した帝国ホテルは、設立にあたり渋沢栄一や大倉財閥設立者の大倉喜八郎、三井物産を創設した益田孝など、当時を代表する経済人たちが設立発起人となり、官民一体となって誕生した歴史がある。なかでも初代会長を務めた渋沢栄一の「社会の要請に応え、貢献する」という信念は、日本の迎賓館の役割を担い誕生した帝国ホテルの創業の精神そのものだという。
「深谷ねぎのキッシュ」は渋沢翁の出身地・埼玉県深谷市の特産物である深谷ねぎと、好物であったじゃがいもを合わせたキッシュ。飾りは食感が残るように輪切りに、生地にはソテーして甘みを引き出した、2通りの深谷ねぎの調理法を採用。また、ねぎと相性がよいスモークサーモンや、グリュイエールチーズも入れて旨みを加えている。サイズは直径9㎝、料金は1,320円(サービス料別)。提供時間はカジュアルレストラン「カフェ クベール」は11:00~20:00、メインバー「オールドインペリアルバー」は16:00~20:00。ラストオーダーはともに19:00(※時間は2021年7月15日現在の情報)。
また、メインバー「オールドインペリアルバー」ではオリジナルカクテル「IMPERIAL BLUE~共に蒼き思い~」(2,200円)、「マウント フジ」(1,780円)を楽しむこともできる。提供時間は16:00~20:00。ラストオーダーは19:00(※時間は2021年7月15日現在の情報)。
「IMPERIAL BLUE~共に蒼き思い~」は渋沢家の家業“藍”と雅号の“青淵”、そして帝国ホテルのコーポレートカラーにちなんで創作したカクテル。飾りは、渋沢家の家紋である「丸に違い柏」をミントの葉で表現している。
「マウント フジ」は、渋沢栄一が生きた時代である大正時代に生まれた帝国ホテルのオリジナルカクテル。卵白を使用しており、グラスの淵に飾ったマラスキーノチェリーで雪に覆われた富士山に登る朝日をイメージしているという。
なお、帝国ホテル 大阪の1階宴会ロビーでは、「渋沢栄一と帝国ホテル」「渋沢栄一が関わった企業」に関する展示も行っている。鑑賞は無料で、期間は2022年1月31日までの予定。