ビズヒッツは7月29日、「コネ転職に関する意識調査」の結果をランキング形式にて発表した。調査は6月22日~7月7日、コネを使って転職したことがある男女249名(女性147名/男性102名)を対象にインターネットで行われた。
はじめに、誰のコネを利用して転職したのかを教えてもらったところ、1位「親」、2位「友人」、3位「親戚」という結果に。
コネ転職のメリットについて聞くと、「採用までがスムーズ」が断トツの1位に。「面接・履歴書なしで転職できた」「即採用された」という意見が多かったほか、面接を受けたとしても、「たいしたことは聞かれなかった」「顔合わせのような挨拶で済んだ」という体験談が多く寄せられた。
続く2位には「採用されやすい」がランクイン。「不採用になる可能性がほぼない」「試験・面接が形式的」で、「採用前提で話が進んだので、転職に伴う引越しなどの準備に時間を割けた」という声も。また、3位には「待遇がいい」が入り、「役職付きでの入社」「普通に入社した人より給料がいい」などの回答が寄せられたほか、「パートとして入社し、半年で正社員になれた」「コネの力で出世できた」という人も見受けられた。
以下、4位「事前に職場の雰囲気がわかる」、5位「事前に人柄について伝えられる」、6位「気にかけてもらえる」、7位「職場に馴染みやすい」と続いた。
一方、コネ転職のデメリットでは、「辞めにくい」が断トツの1位に。「辞めたら紹介してくれた人に迷惑がかかるのでは」「スムーズに採用してもらったのに申し訳ない」と感じ、退職を言い出しにくかった人が多数。また、退職したあとに「コネを使って下さった方に、親が謝罪しに行った」という体験談も寄せられた。
2位には「周囲の視線がツライ」がランクイン。「コネ入社という色眼鏡で見られてしまう」「同期や年齢が近い人からはあまりよく思われていなかったので、昼休憩の時間が少し寂しかった」という人も。3位には「期待が大きい」がランクインし、「この人の紹介・推薦だから、もっとできるでしょ」「経験が過大評価された」など、期待が重荷となった人も。
以下、4位「紹介者に対するプレッシャー」、5位「陰口・いじめにつながる」、6位「気をつかう」と続いた。
最後に「転職時にコネを使ってよかったと思いますか?」と聞いたところ、77.9%が「よかった」「まあよかった」と回答した。