今年、娘が小学校に入学したのが、これまで親がつきっきりだった幼稚園・保育園生活と違い"ひとりで通学する"とあって、心配なのが防犯対策。例年、夏は子どもが巻き込まれる事件や事故が増加傾向にあるとのことで、うちの娘に持たせている防犯グッズで"これは買ってよかった"と感じたものを紹介したい。
子ども被害の犯罪は減少しつつあるが……
子どもが被害者となった犯罪の件数は、2001年の39,934件をピークに減少傾向にあり、2015年は20,106件と、前年より4,601件(18.6%)減少している。しかし、罪種別では「強制わいせつ」や「略取誘拐」など、深刻な事件は、なんと過去10年を通じてほぼ横ばいの状態とのこと。※「平成28年警察白書」参照
通学の時間帯には学校の先生や地域の見守り隊の方々が、子どもたちの様子を見てくれてはいるものの、それも大通りだけ(うちの地域の話です)。人通りが少なく、死角が多い"危険な道"は、ほぼひとりで歩かなければいけないのが現状だ。
そうなると、大切なのは個々の防犯対策。ブザーやなどの犯罪防止に役立つアイテムは必ず子どもに持たせておきたいアイテムだ。
防犯ブザー
これはマストで持たせるべきアイテム。入学時に学校から配られることもあるし、ショッピングセンターに行けばたくさんの種類の商品が売られているので、必ず持たせておきたい。
一般的には85dB以上の音量が出るものが推奨されているが、うちは100dB以上の大音量タイプのものを使っている。音の鳴らし方も、「ピンを引く」や「ボタンを押す」などさまざまなタイプがあるので、子どもがとっさの時に使いやすいものを選ぶといいだろう。あと、防水タイプのほうがおすすめ。ランドセルの見える位置にぶら下げているので、雨の日は濡れることが必至。防水・防滴の壊れにくいものを選ぶといいだろう。
子ども用GPS
冒頭でも述べたが、発生件数が10年も横ばいの"誘拐"は親にとって心配この上ない。もしものときに備えて持たせているのが、子ども用のGPSだ。さまざまなメーカーから多彩な商品が発売されているが、主な機能は"子どもの居場所をいつでも確認できる"、"学校を出たらスマホに通知が届く"といったもの。
犯罪に巻き込まれる心配はもちろんだが、小学1年生とあって迷子になってしまう心配もあるので、常に居場所が確認できるのは安心だ。
キッズケータイ
小学1年生に携帯は早いんじゃ……? と思う方もいるかもしれない。筆者もそうだった。でも、持たせておくとやはり安心だし、なにより便利。こちらもさまざまなメーカーから販売されており、機能はさまざま。個人的にはネットやゲームができないもの、つまり「余分な機能がないもの」を選ぶようにした。電話とメッセージ機能さえあれば十分便利だし事足りる。
また、キッズケータイ自体にGPS機能がついていたり、防犯ブザーとの連動ができたり、と防犯機能が充実した機種もあるので、ご家庭ごとに適したものを選びたい。学校によっては持ち込みが禁止されている場合もあるので要確認を。