JR東日本仙台支社は28日、只見線会津川口~只見間の復旧工事の状況について発表した。復旧工事完了は2022年度の上半期を見込んでおり、復旧工事完了後、訓練運転等を行い、2022年中の運転再開をめざすとしている。
JR東日本では、2017年6月に福島県と締結した「只見線(会津川口~只見間)の鉄道復旧に関する基本合意書及び覚書」にもとづき、2018年6月に起工式を実施して以降、復旧工事を進めてきた。2020年8月に発表した、2022年度上半期に復旧工事が完了する予定に変更はないが、今回は現在の進捗状況が公開された。
第5只見川橋りょう(流失)は、橋脚・桁架設の施工が完了し、現在は軌道工事を施工中。第6只見川橋りょう(流失)は、橋脚の施工が完了し、桁架設を施工中となっている。第7只見川橋りょう(流失)は、橋脚・桁架設・軌道工事の施工が完了しているとのこと。その他、復旧工事全区間で、まくらぎ等軌道設備の老朽取替や信号通信ケーブルの敷設工事を施工している。
なお、今後の気象条件などにより、見込み時期については変更になる場合があり、その場合は改めて発表される。