よその子の名前の読みがわからない、読みから漢字を推測できない、という経験を持つ人は少なくないはず。親の思いが込められた命名ということは重々承知していつつも、年賀状の宛名リストを作成するときなど、読み/漢字がわからないと悩んでしまいますよね。

困るのはSNSで名前を使うとき。「あーちゃん」や「しゅんくん」など普段どおりニックネームで呼びかけるときはいいけれど、登校班リストのように改まった場面ではきちんと漢字で書かねばならず、わからない場合には年賀状を探したり他のママ友に聞いたりするしかありません。

こりゃ後々困りそうだな、そんな名前と出会ったときには、iPhoneに頼りましょう。連絡先アプリにフルネームを漢字とカタカナで登録しておけばいいのです。あとで連絡先アプリを使い検索しろという意味ではありません。もちろん漢字/カタカナで検索することは可能ですが、狙いはほかにあります。

その狙いとは、「変換候補に表示されること」。連絡先アプリに登録した名前とその読みは、一対の関係としてシステムに記録され、以降の日本語変換に利用されるのです。珍しい名前はもちろん姓もOK。「シー」と入力して「習」とか、「セバスチャン」と入力して「Sebastian」とか、外国人の姓名にも使えます。

連絡先アプリに文字とその読みを登録する方法は、人名にかぎらず難読地名や国名の漢字表記などにも使えますが、その場合ユーザ辞書を使うことが正しい解決策です。どちらにしてもひと手間かかりますが、後日発生する面倒を考えると、早い段階で作業しておいたほうが苦労しませんよ。

  • 「珍しい名前」は連絡先に登録しておくと、後々苦労しません