ピジョンは7月27日、8月1~7日の「世界母乳育児週間」に向けて実施した「母乳育児と授乳関連商品に関する調査」の結果を発表した。調査時期は2021年6月、調査対象と有効回答は全国の0~3カ月未満の初子を持つ20~40代女性200人・全国の2人以上の子どもを持つ末子が1歳未満の20~40代女性200人。
低月齢の育児で授乳について悩んだことはあるか聞くと、58%が「ある」と回答。また、低月齢の育児で授乳トラブルを感じたことが「ある」と答えた人は39.5%となった。
授乳に関する具体的な悩みについては、「母乳が足りているのか不安」「頻度が多く疲れた」「(赤ちゃんが)上手く吸ってくれない」「母乳過多で乳腺炎になった」など、母乳の量や飲ませ方、頻度についての悩みが多い結果に。また、パートナーに言われて嬉しかった言葉としては、「いつもありがとう」といった感謝や気遣う言動や、「さく乳した母乳やミルクで交代してくれて嬉しかった」といった声が多く寄せられた。
授乳の悩み(トラブル)が「ある」と答えた人に、「さく乳」「母乳の冷凍・冷蔵保存」の必要性を問うと、「さく乳」は66.7%、「母乳の冷凍・冷蔵保存」は54%の人が必要性を感じると回答。一方、実施率については、「さく乳」は50.1%、「母乳の冷凍・冷蔵保存」では32.1%と、必要性を感じているにもかかわらず実施していない人が多いことがわかった。
さく乳/母乳保存グッズの使用メリットのランキングは、1位「胸の張りが解消できる」(78.4%)、2位「父親や家族も授乳ができる」(61.9%)、3位「母乳を無駄にしなくて済む」(51.5%)。また、さく乳器/母乳保存グッズ使用者のうち、パートナーが「育児に参加している」人は89.7%、「子どもとスキンシップが取れている」人は88.7%に上った。