ジャニーズJr.の美 少年が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『ザ・ハイスクール ヒーローズ』(31日スタート 毎週土曜23:00~)。由緒ある学校・五星学園(いつぼしがくえん)を舞台に、美 少年たちがヒーローとなり魔人を利用して壮大な野望の実現を目論む学園長に立ち向かう“戦隊ヒーロー”と“学園ドラマ”が融合した新ドラマだ。

放送に先立ち、個性的な6人の役柄と衣装のポイントを本人に徹底解説してもらうと共に、メンバーから見た本人との共通点を聞いた。

  • 前列左から浮所飛貴、佐藤龍我、岩崎大昇、那須雄登、後列左から藤井直樹、金指一世=テレビ朝日提供

■佐藤龍我:土門龍平/キヒーロー

佐藤:お金がないという背景があって、髪色もマメに染められないから根元が黒くなっている。衣装はタンクトップです。バスケをやっていて、運動神経がめちゃくちゃ良くて、かっこつけてるけど女子からはモテない。そしてカレーが大好き。根は優しくてすごく素直だけどその部分を自分からは見せなくて、ふとしたときにこぼれ出る龍平の良さを演じられればいいなと思っています。

浮所:共通点は、いつも明るいところですね。

藤井:龍平のバスケに対する思いと、龍我のアイドルに対するモチベーションは似ていると思う。周りから何を言われても揺るがない、くじけない、ブレない根本的な芯の強さが似ていると思う。

佐藤:おぉ! うれしい。

浮所:あと、声が似ていますね。

藤井:それは同一人物だから(笑)。

■金指一世:桜井一嘉/モモヒーロー

金指:美術部で繊細なキャラクター。唯一中性的な雰囲気を持っています。皆とワイワイ過ごしながらも、実は内に秘めているものがある。喫茶店でアルバイトをしているときは、自分で描いたウサギちゃんのマークをつけたピンクのエプロンをしています。ヘアバンドもポイント。自分で絵を描くシーンも見どころです。僕ももともと美術部だったので、共通点を活かせたらなと。

岩崎:ミステリアスなところが似ている。一嘉には秘密にしていることがあるんですが、金指もプライベートを隠していて、自分のことはあまり話さないんです。

金指:隠してるわけじゃないよ(笑)。聞かれたら答えるんですけど、自分から積極的には言わないタイプなので、そこは似ているかもしれないですね。

浮所:美的センスも! 金指もすごく絵がうまいので、憧れます。

金指:ありがとうございます(照)。

■藤井直樹:森村直哉/ミドヒーロー

藤井:ダンスをしていると皆が寄って来てしまう学園イチの人気者。ヘッドホンや皆はつけていないピアス、アクセサリー類をたくさんつけています。監督から「ダンスするときにアクセサリーをつけているのはどうかな」と相談を受けて、「ピアスやネックレスをして踊っている人もいるからアリだと思います!」とアイデアを出させていただきながら決まっていきました。靴の中が見える素材になっているので、靴下にもこだわっています。似ているのは、学年イチ人気なとこか。

浮所:違うんですよね。

藤井:あはは(笑)。

那須:やっぱりダンスでしょう。バキバキに踊ってるシーンに注目です。

藤井:ダンスシーンでは振り付けもさせていただきました。

一同:すげぇ!

岩崎:軽い雰囲気の喋り口調は、普段の藤井くんを活かしたものになっているかも。

那須:適度にゆるーい感じが似ているかもね。直哉は女子にはすごくモテてるし男の友達も多くて、男女問わず人気者。

浮所:愛されキャラなところも似ていると思います。愛されてるから人気なわけじゃん。

佐藤:メンバーは藤井くんを一番愛してる。

藤井:愛してるって言うけど、いじるのが好きなだけだろ(笑)。

那須:藤井くんは、何かあったらすぐ胴上げされるからね。

■那須雄登:滝川雄亮/アオヒーロー

那須:成績優秀で野球部のエースピッチャーで、文武両道を成し遂げている人物なので「“爽やかさ”が大事だね」と監督やプロデューサーと話し合いました。短い黒髪で前髪を上げていて、爽やかさを全面に出している髪型がチャームポイントかなと思っています。あと優等生だけど第一ボタンだけ開けることで、野球部ならではのヤンチャな男っぽさを演出しました。

岩崎:野球はもちろんだし、文武両道なところも、一番本人と役柄が近いんじゃないかな。那須も学業と芸能活動を両立しているし。

浮所:クイズ番組に出演させていただく機会もあるのですが、那須は知識系の問題はすごく得意なんですけど、なぞなぞ系というか、頭をやわらかくして考える問題はちょっと苦手なところがあって。

那須:苦手ですね。

浮所:台本の中でも確か「雄亮は頭が固い」という表現があったので、同じだなと思います。

■岩崎大昇:真中大成/アカヒーロー

岩崎:とにかく熱い男。真っ直ぐガンガン突き進んで皆を引っ張っていくキャラクターです。Tシャツや靴、ベルトはすべて赤。あと、今どきなかなか見ないような指が出ている手袋やリストバンドをつけていて、「ヒーローオタク」らしさが出ていると思います。

那須:大昇も大成も、とにかく行動1つひとつが面白い。大昇は撮影現場を和ませてくれる瞬間があって、スタッフの方々も含めて皆を笑わせてくれます。

藤井:狙ってない面白さが一番効くよね。大成が自転車に乗るシーンは見どころ。撮影を遠くから見ていたんですけど『何あれ』って思いました(笑)。

浮所:“クセが強い”というワードがぴったりでしたね。面白すぎたので、写真に撮って皆に送りました(笑)。クスッと笑わせてくれるところが似ています。

佐藤:一生懸命やっているからこそ、なおさらいいってことだよね。

藤井:本人は自覚していない面白さ。

那須:真っ直ぐさも似ているな、と。大成のヒーローへの思いに対して、歌が好きな大昇はよくYouTubeで歌唱動画を見ているので、好きなものに対する熱量が似ています。

■浮所飛貴:大浦飛馬/ギンヒーロー

浮所:超カリスマ生徒会長で、学園をまとめていく存在です。これまで経験してきたクールな役とはひと味違う、秘密を抱えた役どころになっています。他の5人とは違う道を歩むキャラクターで、校長先生の期待を裏切ってはいけないという重荷を背負いながら頑張っています。演じていてすごく面白いなという感触があるので、ぜひ楽しみにしてもらえれば。腕時計をして、きっちり制服を着ているところが生徒会長らしい。僕だけベストを着ていて、校章が中のシャツではなくベストにあるのがポイントです。……俺の似ているところって難しいよね(笑)。

岩崎:かけ離れてはいる。カリスマだし。

浮所:待って、「カリスマが似てない」はちょっと(笑)。

那須:逆だよね。飛馬くんはクール系で無口。浮所は24時間ずっと喋ってる。

浮所:寝てるときは静かだわ。

那須:浮所は明るくて、飛馬くんは暗いわけではないけど冷静というか。コントラストになっているかなと思います。

藤井:唯一ギャップの強いキャラクターなので、ファンの人にとってはいつもと違う新鮮な姿を見れて楽しいかもしれないね。

岩崎:今はクールなキャラクターだけど、物語が進むにつれどういう部分が出てくるか、というところにも注目です。

浮所:最初は、振り切って悪い役を演じています。自分で言うのもおこがましいんですけど、「似ていない」と言ってくれるということは、それだけいいお芝居ができているのかなとポジティブに捉えられるのでうれしいです。

同ドラマは放送日の9時からTELASAで先行配信され、さらにTELASAではメイキング風景などを収めたオリジナルスピンオフ『特撮美少年』も配信予定。

※岩崎の崎は「立つ崎」