俳優の佐藤健が主演を務める映画『るろうに剣心 最終章 The Final / The Beginning』の興行収入があわせて65億円を突破したことが21日、明らかになった。

  • 左から武井咲、佐藤健

    左から武井咲、佐藤健

和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。「最終章」は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに縁(新田真剣佑)との究極のクライマックスが描かれる「The Final」と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに、"十字傷の謎"に迫る「The Beginning」の2部作となる。

4月23日に公開した『るろうに剣心 最終章 The Final』、そして6月4日に公開した『るろうに剣心 最終章 The Beginning』。『The Final』公開直後の4月25日より発令された緊急事態宣言によって、東京、大阪などの主要都市では映画館が営業休止となり、当該地域では長らく作品を観ることができない状況が続いていた。6月1日より映画館が再オープンし(※一部劇場は土日休業や時短営業)、大ヒット。そして6月20日に緊急事態宣言が解除され、6月26日より大阪の映画館も土日の営業を約2カ月ぶりに再開した。しかし7月12日に、再び東京都に緊急事態宣言が発令され、都内の劇場の座席の稼働率も50%になってしまっており、公開から月日が経った今も、新たな困難に直面している。

そのような中でも大ヒットを続けてきた本作だが、7月20日に、遂に2部作合計での興行収入が65億円を突破。『The Final』は、累計動員数301万人、興行収入42.4億円を記録し、前作の『伝説の最期編』の累計興行収入(43.5億円)にあとおよそ1億円まで迫っている。公開期間の約半分が緊急事態宣言の期間で、一部劇場の営業休止などの措置が取られるの逆境の中、前作越えまでもう一息というところだ。

7月22日からは、『The Final』と『The Beginning』の両作品の上映にて、最後の入場者プレゼントの配布も開始となる。配布されるのは、主演の佐藤健と大友啓史監督が選んだビジュアルの両面ミニポスター。2人が迷うことなく一致して決まったというビジュアルは、10年間剣心と共に歩み続けた神谷道場のメンバーのビジュアルと、これまで世の中に出ることのなかった、未公開のビジュアル。この未公開のビジュアルに対して佐藤は「直感的にこれが一番といいなと思いました」、大友監督は「剣心のソウルが一番感じられるものはこれでした」とそれぞれ語っている。ミニポスターには、佐藤と大友監督からの直筆メッセージも収められた。

また、今回主演の佐藤健をはじめとしたキャストのオフショットを一挙公開。各キャスト同士の撮影の合間の自然な表情を抑えた、貴重な写真となっている。

2部作で65億円を突破したことに対して、大友啓史監督は「『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』、2作品で興行収入が65億を突破しました! 大変なコンディションの中、作品を愛し、支えていただいた多くの皆様のご支援のおかげです。心から感謝しています。ありがとうございました。明日からはファンの皆様へ感謝の気持ちを届けるべく、最後の特典の配布が始まります。剣心と縁との死闘、剣心の十字傷の始まりの物語。改めていまこそ2作セットで、『るろうに剣心』の終わりと始まりを見届けてほしい。映画館の大スクリーンと大音量で『るろうに剣心 最終章』をぜひ体験してください! よろしくお願いいたします!!」と、改めて作品を応援し続けたファンの方への感謝の気持ち、そして、引き続き作品を劇場の大スクリーンで楽しんでほしいという思いを語った。

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(C)和月伸宏/ 集英社 (C)2020 映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」製作委員会