女優の平祐奈が、東海テレビのスペシャルドラマ『我が家の夏~リバー・サイド・ファミリー~』(9月12日13:25~ ※東海ローカル)に主演することが21日、明らかになった。

  • 平祐奈=東海テレビ提供

このドラマは、「家族の絆」と「ふるさと」を描きながら、逆境を笑顔で乗り越える「孫」と「祖父」のコミカルでハートフルな物語。舞台は、世界をリードするものづくり中枢としての顔を持つ一方、市域の約7割を森林が占め、市内の山間部から都市部にかけて矢作川が流れるなど多様な顔を持つ、愛知県豊田市だ。

平演じる主人公の大津あかりは、東京で暮らす大学4年生。28社目でようやくもらった内定の報告をするために実家がある豊田市に笑顔で帰郷するが、実家に着いた途端、まさかの「内定取り消し」の報が届く。

さらにたたみかけるように「祖母の認知症」「突然のプロポーズ」と、想像もしていなかった出来事が相次ぐことに。なかなかうまくいかない就職活動、祖父(イッセー尾形)・祖母(藤田弓子)との交流を経て、あかりは人生で本当に大切なことに気づいていく…。

平のコメントは、以下の通り。

――全編愛知県豊田市ロケのドラマの主演ですね。

豊田市には初めて来ました。このドラマの台本を初めて読んだ時から本当に素敵なお話で、おじいちゃん、おばあちゃんと孫の温かい情景が読んだだけで思い浮かびました。豊田市で実際にこうやって撮影できたことがすごくうれしいです。

――豊田市の印象は?

最初は、車のイメージでしたね。TOYOTAの街だなというイメージ(笑)

でも、実際来てみると、あかりのセリフにもあるように矢作川がきれいで、緑がいっぱいで自然豊かで空気もきれい。それに、町の人が本当に温かくて。ご飯もアユがおいしかったし、いいところづくしです。こういうところに住みたいな、と毎日撮影しながら思ってました。

栄えている町という印象があったんですけど、実際来てみると豊田って広いんですよね。泊まっているホテルからロケ地までもけっこう距離があって。セリフでも「豊田市は全域の70パーセントを森林が占めて…」って言ってるんですけど、本当にどこに行っても緑がいっぱい。こういうところなら悪いことも起きないんだろうなと(笑)

――ドラマの見どころを教えてください。

豊田市の魅力が満載なことと、イッセー尾形さん藤田弓子さんという豪華なお二人の孫になれたこと!お二人ともすごく自然体で、それぞれの人柄が前面に出ているのでやり取りも面白くて。イッセーさんは特にアドリブ満載なので掛け合いも面白くて、一緒にいて本当に家族のように過ごさせて頂きました。温かいお二人と演じる温かい家族の話が一番の見どころです。豊田の街とすごく合っているドラマだと思います。

――視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

豊田市のいいところがいっぱい映像に映っているドラマです。

ストーリーとしては、おばあちゃんの認知症という年を取ると直面する問題も出てきて、おじいちゃんがおばあちゃんのためにがんばる愛情たっぷりのドラマが描かれる一方で、若い人が見てもあかりが就活に悩んでたりとか共感できる部分があると思います。

豊田市に行ったことのない方はイメージが変わると思いますし、豊田市以外の人、名古屋の人や愛知県以外の人にもこのドラマが届くといいなと思っています。