映画『孤狼の血 LEVEL2』(8月20日公開)の完成披露プレミアが20日に都内で行われ、松坂桃李、鈴木亮平、村上虹郎、西野七瀬、早乙女太一、斎藤工、滝藤賢一、中村獅童、吉田鋼太郎、白石和彌監督、柚月裕子(原作者)が登場した。
同作は第69回日本推理作家協会賞受賞、『このミステリーがすごい! 2016年版』国内編3位に輝いたベストセラー小説の実写映画化作。数々の映画賞を総なめにした、白石和彌監督の映画『孤狼の血』の続編となる。
イベントでは、OPで本作で俳優デビューを飾ったoguriが所属するs**t kingzが『孤狼の血』テーマソングをバックにオリジナルダンスも披露。登場した松坂は「3年分のたまっていた思いをぶつけたい」と意気込み、前作で役所広司からもらったというライターも「個人的にお守りのようにずっと持っていたんです。そのあたためたものを『LEVEL2』では全部ぶつけたい」と気合いを入れた。
斎藤は松坂のライターについて「他の仕事で狼からかわいいくまさんに変身してたんですけど、その時にもライターを片時も離さず持ってらして」と、『パディントン』で声優を務めた際のエピソードも披露。「続編に賭ける意気込み、松坂さんが背負ってるもんをひしひしと感じました」と明かした。
また、スナックのママ役を演じた西野は「地毛を全部ブリーチして、自分では見たことないという新鮮さがありました」と振り返る。松坂が後ろから西野に迫っていくシーンもあり、松坂は「監督がノリノリでした」と撮影の雰囲気を語った。
イベントでは「たいぎいんじゃあ選手権」を実施。広島弁で「うざったい、かったるい」を表すセリフを鈴木が作中で迫力たっぷりに叫ぶことから、役者陣もそれぞれの地元の言葉で同じ意味を叫ぶことに。松坂・西野・村上・滝藤チームと、鈴木・早乙女・斎藤・獅童・吉田チームにわかれ、MCのケンドーコバヤシが判定する。獅童が「なんや、じゃあくさい」と叫び先陣を切ったが、斎藤が「パディントンだよ」とかわいく決めたために、「大喜利じゃないですよね?」と審議が。最後には西野が「むっちゃめんどいわあ」と大阪弁で吐き捨て、松坂が「言われたくないですが、M気質な感じとしては『ありがとうございます』みたいな」と告白し、ケンドーコバヤシの判定で松坂チームの勝利となった。