俳優の成田凌と女優の黒木華が、ベストセラー作家・燃え殻の書き下ろし小説を原作とする朗読劇『湯布院奇行』に出演することが20日、明らかになった。
『ボクたちはみんな大人になれなかった』の燃え殻による書き下ろし原作を、『シリーズ江戸川乱歩短編集』の奇才・佐藤佐吉氏が脚色、そして映画『花束みたいな恋をした』の土井裕泰氏の舞台初演出で贈る。
作家である「私」が「謎の美女」により現実とも虚構ともつかない世界に誘われるという物語の本作。主人公、小説家の「私」役を務めるのは、NHK連続テレビ小説『おちょやん』などの好演で全国的な人気を誇る成田凌。そして彼を翻弄する「謎の美女」役には、映画・ドラマ・舞台と数多くの作品で主演を務める実力派女優・黒木華が決定した。
成田は「脚本を読ませていただき、次の行にどんな言葉が来るのか、わくわくが止まりませんでした。少し不気味で、美しく愛おしい、湯布院奇行という旅に没入していただきたいです。信頼できるスタッフ、心強い共演者と共に、初の朗読劇を楽しみたいと思います」と期待感をあらわに。
黒木も「土井監督と成田凌さんと朗読劇という形で、燃え殻さんの不思議で色気のある世界をどう広げられるのか、想像を膨らませて楽しみたいと思います」とコメントを寄せた。
朗読劇『湯布院奇行』は、9月28日~30日に新国立劇場 中劇場にて上演。