貯金したほうがいいのは分かっているけど、具体的にいくら貯金すればいいのか迷う人も多いでしょう。年を取ってから貯金がないとかなり大変なので、若いうちに貯金をしておきたいものです。
20代・30代の若年層の方は、毎月どのくらいを貯金すれば良いのでしょうか?統計データなども参考に、毎月いくら貯めればいいのかを解説します。
みんなどれだけ貯金しているの?
金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査単身世帯調査」によると、20代の貯蓄額は平均113万円、このうち預貯金は77万円です。
30代の貯蓄額は平均327万円、このうち167万円が預貯金となっています。
ここからざっくり推測すると、毎月1万~2万円を預貯金に回す人が多いようです。このほかに株式・投資信託・保険などの金融資産を持つ人もいます。
まずは毎月の給料の5%~10%を貯金することを目指そう!
20代・30代は一般的に、他世代と比べて貯金をしやすい世代です。ライフステージにもよりますが、子どもの教育費、親の介護費、住宅ローンの返済といった負担がないためです。
今のうちに貯金する習慣を身につけるため、まずは毎月の給料の5~10%を貯金することから始めてみましょう。
たとえば毎月の給料が手取り25万円なら、12,500円~25,000円が貯金する分です。毎月25,000円なら、1年間で30万円になり、給料の1カ月分を超える額を貯められます。
将来的には、20%程度を貯金できるようになるのが理想です。
給料の3カ月分を貯めよう!
いくらまで貯金すれば良いか、考え方はさまざまですが、まずは給料の3カ月分まで貯めるのを目標にしてみてはいかがでしょうか?
急な病気・事故、または解雇や雇い止めにあった場合でも、3カ月分あれば当面の生活費や治療費を支払えます。給料の6カ月分があるとさらに安心です。
投資信託や株式などの金融商品に資金を回すのも良いですが、ある程度の現金は手元に残しておかないとリスクが高いですよ。
貯金で大切な3つのポイント
貯金を順調に進めるには、以下の3点を実行するのがおすすめです。
・先取り貯金をする
・毎月の収支を把握する
・衝動買い・ついで買いを止める
銀行の自動積立貯金サービスなどを利用して、まず給料から先取りで貯金する仕組みを作りましょう。残りの金額で毎月やりくりすることで、徐々に貯金体質になれます。
収支の状況を把握すると、無駄な出費が分かりやすくなります。家計管理に役立つ便利なスマホアプリもありますよ。
節約で重要なのは、衝動買いやついで買いを止めること。安いから買うのではなく、安くて本当に使うものを買うのが大切です。