近年はもはやエアコンなしの夏など考えられませんが、日本には昔からいろんな“涼”のとり方がありました。
例えば、音で涼を味わう「風鈴」や、見た目にも涼しげな「打ち水」などは、まさに夏を気持ちよく過ごそうとする先人たちの知恵だと言えます。一方で、現代には現代ならではの、最新テクノロジーを用いた涼のとり方も出てきているようで……。
ツイッターユーザー「かれっくす(@Carex_minima)」さんが投稿した動画は、まさに見ているだけで「涼しそう」と話題になっています。
ひんやり、夏は水路に潜りたくなる。 pic.twitter.com/ONjxGOA9gy
— かれっくす (@Carex_minima) July 13, 2021
映像には、水路を流れる水の中にカメラが潜っていく様子が映し出されています。水は透明で美しく、水路の苔もとても綺麗で鮮やか。動画を見ているだけでその冷たい水温が伝わってくるかのようです。
動画は多くの人の心を打ったようで、8万件のいいねを獲得し、再生数も93.5万件(7月19日時点)を突破。コメントも続々と届いています。
「ひんやりした」
「水の冷たさが伝わってきました」
「めちゃくちゃ気持ち良さそう~」
「山育ちだからこう言うきれいな水路、大好き! 黄緑色に輝く水草やこけ、きれいだねえ」
「キレー‼ ︎魚になった気分でとても気持ちがいいです」
「すごく綺麗な水…ひんやりしてそう…気持ちいい…」
「ひんやり、伝わりました~」
「綺麗ですね。心が洗われます」
こうなると気になってくるのは、この鮮やかな水中動画の撮影方法。できれば自分でも撮ってみたい……ということで、投稿者のかれっくすさんに直接お話を聞いてみました。
――こちらの動画は、どのように撮影されているのでしょうか?
かれっくすさん:スマホに防水ケースを取り付けて沈めて撮影しております。
――「水草が好き」とプロフィールにもございますが、改めて水草の魅力などを教えていただけますか?
かれっくすさん:好きな理由はいろいろありますが、今回の動画で言うならば、植物が光合成をした結果である酸素が、目に見える形で泡となって水草に付着していて、それが太陽の光でキラキラと輝いて見えるところでしょうか。
――見ていてとても涼しげな気分になりましたが、夏と冬では水中の様子は違うのでしょうか?
かれっくすさん:水草は冬に枯れるものと枯れないものがあるので、夏と冬では生えている水草が異なります。また、湧き水は雨が降らないと枯れることもあったり、雨で流されたりと、数カ月で見える景色が変わるのは撮影してて面白い観点です。
――今回のツイートが大きな反響を生んでいますが、率直なご感想を教えてください。
かれっくすさん:率直に大変うれしいです。ここ1年、水草の水中動画を公開し続けてきましたが、やはり蒸し暑い時期にアップロードすると反響が全然違いますね。引き続き涼しい動画をアップロードしていきますので、ご覧いただければ幸いです。
ツイッターを通じ、スマホで撮影された水中動画で涼をとる。これぞまさに令和の猛暑を楽しむ現代人の知恵。かれっくすさんの動画に引き続き注目です。