JR東日本盛岡支社、IGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道は19日、旧東北本線盛岡~青森間の開業130周年を記念し、かつて盛岡~青森間で運行された特急列車「スーパーはつかり」を1日限りのリバイバルトレインとして、9月4日に特別運行すると発表した。
旧東北本線盛岡~青森間は1891(明治24)年に開業。現在はIGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道の路線となっている。今年9月1日に開業130周年を迎えることから、現在開催中の東北デスティネーションキャンペーンの特別企画として、「リバイバル特急スーパーはつかり」を運行することとなった。
特急「スーパーはつかり」は、東北新幹線連絡列車として運行された特急「はつかり」の速達型列車で、2000(平成12)年3月11日に登場。E751系を使用して運転され、盛岡~青森間の所要時間を10分短縮し、最速1時間58分で結んだという。2002(平成14)年12月の東北新幹線盛岡~八戸間開業にともない、「スーパーはつかり」としての運行を終了。E751系は八戸~青森~弘前間の特急「つがる」に充当され、2010年12月の東北新幹線八戸~新青森間開業後、秋田~新青森~青森間の特急「つがる」で運行され、現在に至る。
「スーパーはつかり」の盛岡~青森間での運転は19年ぶり。「リバイバル特急スーパーはつかり」はE751系4両編成で9月4日に運転され、往路は青森駅を11時11分頃に発車。野辺地駅、八戸駅、三戸駅、二戸駅で停車し、盛岡駅に14時8分頃に着く。復路は盛岡駅を15時0分頃に発車。二戸駅、三戸駅、八戸駅、野辺地駅で停車し、青森駅に18時7分頃に到着する。
「リバイバル特急スーパーはつかり」は旅行商品限定の団体臨時列車となるため、乗車するには専用旅行商品を購入する必要がある。旅行商品はびゅうトラベルサービス、クラブツーリズム、阪急交通社の3社で発売予定。びゅうトラベルサービスでは、7月20日14時から各種ウェブ限定の旅行商品を「日本の旅、鉄道の旅」サイトにて受付開始する。なお、共通乗車特典として記念乗車証のプレゼントが予定されている。