ビズヒッツはこのほど、接客業から異職種に転職した人を対象とした「転職理由に関する意識調査」の結果を発表した。調査期間は2021年6月8~21日、有効回答は500人。
転職理由、1位「接客のストレス」
接客業から異職種に転職した理由を聞くと、1位に選ばれたのは「接客のストレス」(125人)。「笑顔でいることに疲れた」「クレーム対応がつらかった」「お客さんの愚痴や八つ当たりに嫌気が差した」との回答が目立った。
以下、2位「勤務日時への不満」(98人)、3位「他職種に挑戦したい」(77人)、4位「体力的につらい」(52人)、5位「収入をアップさせたい」(46人)と続き、転職理由のアンケートで上位に入ることが多い「人間関係の悩み」は9位に入った。なお、11位以下には「転職時に接客業の求人が少なかったから」「接客業を続けたかったができなかった」といった理由もみられた。
接客業から異職種への転職が順調だったかとの問いには、71.0%が「順調(まあ順調含む)」と回答。順調だった人からは、「ホテルから不動産業への転職。ホテル業界で15年以上経験を積んでいたので、多少の業務負荷には耐性があると判断されたと思う」など、接客業の経験が評価されたという声が多く寄せられた。
接客業から異職種へ転職してよかったか質問すると、「よかった(まあよかった含む)」との回答は91.6%に達した。理由としては、「気の使い方が違うので、同じ時間仕事をしていても、疲労感が全然違います」(女性、24歳で転職)、「給料が毎年上がるし、土日に休めるからです」(男性、26歳で転職)といった内容が挙げられた。